メイリアは2010年にニコニコ動画でMARiA（メイリア）として活動。当時は「歌ってみた」動画を中心に投稿し、人気を集めた。同年にGARNiDELiA（ガルニデリア）というユニットを組み、ソロ以外での活動も開始。後に同サイトのオフラインイベントであるニコニコ大会議や、コミックマーケットにも登場し、活動の幅を広げていった。
また、23年5月には中国のオーディション番組「乗風2023」に参加。33人が出場する中、最終戦で3位に食い込んだ。同番組でメイリアは自身が属するGARNiDELiAの楽曲「極楽浄土」を披露。その際に歌ったのは日本語と中国語を混ぜた特別バージョンで、パフォーマンスはユーチューブでも公開された。動画には中国語のコメントが寄せられ、国境を越えて多くの人に支持されている。 メイリアが今回受賞したのは「微博伝播青春活力海外芸人賞」。公式アカウントによると、「中国の若者に元気を与えた国際アーティスト賞」だという。メイリアは同日午前10時に授賞式の様子を画像で伝え、「音楽はあらゆる壁を超えて絆を繋ぐ。アジアの架け橋になれるように、みんなに元気をいっぱいお届けできるように！これからも全力で歌わせていただきます。皆さんの愛に大変感謝しております。ありがとう」と投稿した。中国のネットユーザーからは、「『乗風』を見ていた身からすると、今回の受賞はすごく感動した」「確かに彼女の言う通り、音楽や文学に国境なんてない」「『乗風』で披露していた『極楽浄土』すごくよかったよ」「彼女が踊り始めると自分も思わず立ち上がっちゃうんだ、すごいよね」「ずっと応援している。大好きだよ！」と好意的なコメントが寄せられた。
また、「彼女のパフォーマンスやエネルギー、そして実力がすごいのはその通りだけど、最も彼女が素晴らしいのは裏表がないこと。これこそスターのあるべき姿勢だと思うんだ」「すごく誠実な人だよね。それぞれ国の違う微博やXっていうプラットフォーム上でも彼女は裏表がない」「本当にいい人。一人一人のファンに誠実だなって思うよ。彼女の目にはきっとファンは家族や友達のように映っていて、ファンたちもますます彼女のことを好きになるんだ」「こういう姿勢は見習わないといけないね」など人柄に言及する声もあった。 このほか、メイリアのような海外アーティストが中国で頭角を現し始めたことから、「メイリアの成功をきっかけに、今後多くの優秀な海外アーティストが中国に進出して激しく競争することもあるかもしれない」「こういうアーティストの出現は中国の芸能界をきっちりさせるために必要なことだと思う。能力があって、礼儀があって、それぞれのファンを人として見てくれるようなアーティストがいい」と述べるユーザーも見られた。（翻訳・編集/柳朱音）
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