:日本の伝統的なものづくりに、そのヒントがあります。日本で昔から受け継がれてきたものづくりを見直してみると、そのほとんどが木や土といった天然素材から作られ、いずれ自然に帰る環境保全型のシステムで成り立っています。
「サーキュラーエコノミー」という用語がここ数年で急速に注目され、その発信源は海外にあると思われがちですが、実は私たち日本人がもともと持っていた生活文化から学べることはたくさんあるんですよね。自然と深くつながる日本のものづくりを深く見直し、アップデートする視点に日本独自の循環型社会のあり方があるのではないでしょうか。とはいえ、「前近代の世の中に戻す」というのは現実的ではありません。現代の生活様式や経済の仕組みにあった新しい形を模索する必要があると思います。:まさにそのバランスが重要であり、難しい点だなと日々思索しているところです。実は今、持続的な社会実現のための重要度、経済的なインパクトという意味での重要度という2つの軸で課題を整理した「マテリアリティ・マップ」を独自に制作しているんです。すると、両軸の視点で重要なテーマが気候変動や生物多様性といったテーマであることが見えてくるんですね。
しかしながら、いざ課題解消に向けた実行を進めようとすると、今度はトレードオフの問題が出てきてしまう。例えば、「温暖化を抑制するために太陽光発電事業を推進したら、開発する場所の生物多様性が損なわれるのではないか」という問題です。これをどう調整していくかというステージにまで、日本も早く追い付かないといけませんね。:つい「AかBか」という二元論的に考えてしまいがちですが、少しずつ変えていく意識でやっていくしかないのだと思います。大きなビジョンを描きながら、足元でできることを一つずつ進めていくロードマップを作るという意識で。:課題があまりにも大き過ぎて難しいからと諦めてしまうのか、ちょっとずつでも歩みを進めていくのか。どちらを選ぶかによって、きっと10年後の世界は随分違ってくるのでしょうね。しかしながら、正直、知れば知るほどに途方に暮れるときはありませんか。大山さんはどうモチベーションを保っているのか知りたいです。:私もよく途方に暮れそうになりますよ(笑)。そんなときは、「身近な生活の中で循環型社会を実践して、小さな喜びを得る」というアクションを心がけます。今年の春から移り住んだ東長崎という町
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