今回のテーマは、2024年に始まる新NISA(少額投資非課税制度)の投資戦略(後編)です。新NISAは「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つで成り立っています。投資に慣れてきたら、リスクが高い個別株やアクティブ型の投資信託で高いリターンを狙ってみたいものです。しかし、リスクが高い商品は失敗した時のダメージが大きいですよね。そこで注目されているのが、コア・サテライト戦略です。
コアとは資産運用の中核部分で、サテライトはその周りを回っている衛星を指します。資産の8〜9割のコア部分は比較的安全性の高い金融商品で運用し、残りの1〜2割をハイリスク・ハイリターン商品への投資にあてる考え方です。資産の1〜2割程度なら失敗しても致命傷になりにくく、狙いが当たれば全体の利益は大きくなります。ただハイリスク・ハイリターン商品への投資はマストではありません。資金に余裕がなければ、コア部分の形成を優先しましょう。 後半の筋トレコーナーでは自分の体重を使う自重トレーニングの代表格、腕立て伏せのコツを伝授します。経済専門チャンネル「日経CNBC」で冠番組を持つ「家計とカラダのパーソナルトレーナー」、露口一郎(金融・市場ユニット所属)と大胸筋や三角筋を鍛えながら、新NISAの効果的な使い方を学んでいきましょう。
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NISA投信、過去10年は好成績 指数連動型は年2ケタ収益新しい少額投資非課税制度(NISA)の開始まで4カ月を切った。「成長投資枠」で購入できる対象投資信託の過去10年の運用成績を分析したところ、日経平均株価など株価指数に連動する投信は年10%強の収益率だった。指数を上回る成績の商品も3割あった。長期運用が世界の成長を取り込んでいる実態が浮かび上がった。株価指数連動型は2桁収益確保24年1月からNISA口座では「つみたて投資」と「成長投資」の2つ
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