実績のない新人監督の作品をいきなり劇場公開。そんな実験的な試み「 GEMNIBUS vol.
「もともと絵を描くのが好きで、アニメもよく見ていました。高校の時にYouTubeに作品を発表している人たちの存在を知り、時々仕事をいただいていました。大学受験に失敗して浪人しているときに、先に業界に入った知人の縁でテレビアニメの仕事も入り、いつの間にかからめ捕られた感じですね。アニメの世界はネットを通じてファンと作り手の距離がすごく近いんです」「テレビでアニメを見ていても、お芝居の間合いや表情に、自分だったらこうしたい、というのがずっとあって、それが積もっていました。だから、『ヤマノススメ』という作品(18年のサードシーズン)で、コンテ、演出、原画を1人で担当させてもらった時は、自分の『線』1本に統一できたことに充足感を覚えました」と作品を統括する監督業的な喜びもすでに実感していました。「初めての劇場公開作品ということで、実は仕掛け絵本のような世界をイメージしていたんです。『不思議な国のアリス』のような理不尽なお話とか。それを、いろいろプロデューサーともんだのですが、なかなか形にならない。そんなある日の休憩時間、『アニメ界マジしんどいス。1分のためにオレは何カ月掛けるんだ』とか、まあ、
「両親が映画好きなこともあって、もともとその世界で働きたいという夢がありました。大学時代(桜美林大映画専修)の講師から、東映京都(撮影所)で助監督を募集している、と。こんな機会は2度とないと思い、身1つで飛び込みました」「今の時代ではアウト的な部分は確かにあって、強烈でした。でも、仕事を重ねるうちに信頼が生まれるんですね。助監督の仕事は基本段取りですから、僕はどこかシステマチックにやってしまっていたんですが、先輩たちから『演技をしっかり見ろ』と厳しく言われ続けました。おかげで、流れを読むだけだった台本の裏に感情の動きを考えるようになりました。他ではできない貴重な経験でした」「助監督はある作品の製作現場が終わるとすぐ次の現場に移ります。つまり準備段階や編集などの仕上げに関わることがありません。スパンの短いCMなら準備から仕上げまで見ることができます。それが体験してみたかったんですね。CMは商品遡及(そきゅう)が目的ですから、映像の意図を明確にするという、分かりやすい表現も勉強になりましたね」「knot」は親子の血縁がもたらす呪いが題材。三浦貴大、野波麻帆、金子ノブアキ、滝藤賢一ら一線級の
「現場スタッフは初顔合わせの方ばかりでしたが、もの作りに向けた一体感がうれしかったですね。ベテランの出演者の方たちは簡略化した言葉でも理解していただけますし、最初から高い打点でスタートできたのはホントにラッキーでした。『親子』というのは、ずっと頭に描いてきたテーマで、三浦さん演じる主人公には実は僕の父親が投影されているんですよ」「キャラクターをやたらに動かすのではなく、劇場公開だからこそ、じっくりと見てもらえるたたずまいや、日常生活の微妙な芝居にこだわりました」と明かします。 栢木さんは「YouTubeやTikTokで作品を発表してきた人たちも、決してそこで満足しているわけではないんですね。やっぱり劇場の大スクリーンで公開したいという思いを持ってくださっている。だからこそ、この企画が成立しているんだと思います」
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