<パソコンやスマホばかり使っていて、字が書けない、あるいは鉛筆そのものが持てない子供が急増中。記憶力も低下している>始業から2週間たった9月16日の朝、キオスクで「大変だ!」という大きなタイトルを目にした。大衆紙「パリジャン」の一面だ。
買ってみると、ペンを片手に何かを書く女子生徒の横顔をバックに、「CP(=日本の小学校1年)とCE1(=小学2年)の学力評価が今日年始まるが、毎年、教員は筆記力の低下を再確認させられているとある。文字を書くことはだんだん教えられなくなってきているが、「注意、キーボードはすべてに取って代われるわけではない」とリードは書いている。20年ほど前、当時の公立学校では珍しかったパリの「情報・ロボティックス専門高等学校」を取材したことがある。そのときの先生の言葉を思い出した。「生徒たちの親には、家ではコンピュータを使った勉強させないでくださいと言っています。教えるべきことはすべて学校で教えますから。そうでないとすべての知識がコンピュータの中に蓄積されるだけで、生徒の頭に入らないんです」パリジャン紙の記事もそういう話かと思ったら、違った。事態はもっと深刻だ。ペンや鉛筆で文字を書くこと自体がダメなのである。疲れる以前に、そもそも鉛筆やペンをちゃんと持てない子供が教室の大半を占めるようになっているのだ。
例えば、ウィキペディアで調べればだいたいのことは分かるわけで、覚えることの意義が低下している。記憶力が鍛えられないと、発想力が強化されるのだろうか?インスピレーションが、活発にわいてくるのだろうか?そんな気もするけど…。
日本の子供にも言えることだな。
字が書けなくても意思疎通は出来る、 キーボードや画面を押せれば文字は出てくる、 それを理解したければ調べれば出てくる、 それが今の時代だし、 新しい世代になるんじゃねぇの??
哀れ。