新垣に本作への出演オファーが来た段階ではまだ脚本はなく、企画書とプロット(ストーリー上の重要な出来事をまとめたもの)しかなかった。最終的には、脚本を読んでオファーを受けることに決めた彼女だが、最初のオファーから本作に吸い寄せられるような魅力があったと話す。
「夏月を演じていく上では、常に体が“重怠い”みたいな居心地の悪さは感じていて、原作の中でも、顔面の肉が重力に負けるという表現があるのですが、まさにそんな感じでした。『このとき夏月はどう感じるのだろう』『どんな顔をするんだろう』と台本を読みながらたくさん想像して考えました。だからこそ本番ではあまり考えず、感覚を大事にできたと思います。映像として『カメラの位置がここで、こういう風に体を動かしたらこういう風に見えるか』という見え方のこともあまり考えていなかったです」 「私は先に撮影に入っていて、ほとんど1人で悶々としているようなシーンばかりでした。後から、佳道を演じる磯村さんがクランクインされてきましたが、その時はとても安心して『いるだけで心強い』『1人じゃなくなった』とホッとするような嬉しさがあり、仲間がいるという感じがすごくしました。あの作品の中で、きっと夏月と佳道の2人が感じているものを疑似体験できたのかなとも思っています」彼女自身の表情にも変化があったように「それぞれのキャラクターの目からとても伝わってくるものがありました」と語った新垣は、印象深い人物に稲垣演じる啓喜を挙げた。本作では、夏月たちと対峙するいわば“マジョリティ”側の人間として描かれるが、新垣はそんな啓喜にも同じく“他人から理解されない強い孤独”を覚える。
「人それぞれ、環境によって、何に対して何をどう感じるのかというのは違うので『夏月たちと同じような』とはとても言えないですが、生きていく上で孤独を感じたり、生きづらさを感じたり、それをとても悲しく思う時は今までにあったと思いますし、きっと皆さんもどこかしらでそういう瞬間があると思います」「そうは思っていても朝は来るし、やらなくてはいけないこともあるし、それを投げ捨てる勇気もない。時間はただ過ぎていって止まらないから、ただただ向き合っていく中で振り返ってみると、私は支えてくれる人が必ずその節目、節目でいたと思うんです。この作品の中でも、夏月と佳道が繋がってともに生きていけることはすごく奇跡だと思いますが、やはり私にとっても、そういう時には手を取ってくれる誰かがいたと思いますし、私もまだそれをキャッチできる状態で良かったです。そういう人がいたとしても気づけなかったら駄目だったと思うので、すごくラッキーです」女優デビューから約18年、数々のドラマや映画で活躍してきた新垣。そんな彼女が最後に語ってくれた「夢を叶える秘訣」には、関わった作品に1つひとつ向き合ってきた彼女の謙虚な姿勢と人柄が表れてい
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