新型コロナウイルスが結合する受容体の「おとり」を作って細胞への感染を防ぐ試み

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新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染が続いており、2020年8月10日には全世界の累計感染者数が2000万人を超えたと報じられました。アメリカの研究チームは「SARS-CoV-2が結合する受容体を模したおとり」を開発して、SARS-CoV-2の感染を防ぐ方法を模索しています。

を標的とした実験でも、おとり受容体はうまく機能しなかったそうです。記事作成時点では、免疫性疾患や炎症性疾患の治療薬として承認された受容体のおとりはいくつか存在していますが、抗ウイルス薬としておとり受容体が承認されたことはありません。

記事作成時点では、ACE2受容体のおとりも依然として研究の初期段階であり、もしSARS-CoV-2の治療薬として承認されれば、抗ウイルス薬として承認された初のおとり受容体となります。イリノイ大学の生化学准教授であるErik Procko氏は、「これが成功すれば、何か新しいものになるでしょう」と述べました。 Procko氏は、おとり受容体が抗ウイルス薬として承認される上で重要な2つの課題があると指摘しています。課題の1つ目は、「おとり受容体が天然の受容体の働きを妨げてはならない」というもの。ACE2受容体は体内で血液量や血圧を制御する働きを持っているため、動物実験や臨床試験でおとり受容体の安全性を確かめる必要があります。SARS-CoV-2はACE2受容体と結合してACE2受容体が果たす役割を妨害するため、ACE2受容体のおとりは天然の受容体をSARS-CoV-2から守り、機能を維持する効果も潜在的に有しているとのこと。

 

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