シリーズ「光景-ここから先へと-」は、登場人物がほぼ家族だけという作品群となる。小川は「家族を描いた作品はたくさんありますが、登場人物が家族のみというのは珍しく、それが切り口の1つではあります。ただ、家族がテーマというよりも、家族を通して社会の世相や問題と向き合い、未来に向けて何を考えていったら良いかということをテーマにしたいと考えています」とシリーズに込めた思いを語る。
1作目の「母」はチェコのブルノ劇場からの招聘公演となる。小川は先日、ブルノ劇場を訪れたことを振り返り、「もともとチェコの演劇が大好きで、現地ではブルノ劇場の芸術監督たちとお話しさせていただきました。チェコは政治的、歴史的にもさまざまな変遷を経てきましたが、今後はチェコの作品を大事にしていきたいというお話を聞き、刺激を受けました。公演の際には芸術監督もいらっしゃる予定なので、そういったお話もぜひ改めて伺いたいと思っています」と意欲をのぞかせた。 2作目の「ザ・ヒューマンズ-人間たち」については、その魅力を「とても不思議な作品」と表現。「家族であろうと共有し得ない、打ち明けられない個人のそこはかとない不安がこぼれ出すような作品となっています。アメリカなどでは評価が高い作品で、作者のスティーヴン・キャラムさんご自身の脚本・監督により映画化もされています」と続けた。
3作目の「消えていくなら朝」は2018年に新国立劇場に書き下ろされ、当時の宮田慶子演劇芸術監督が演出し、高い評価を得た作品。今回は蓬莱自身の演出で立ち上げられる。なお本作のフルオーディションは現在進行中で、今後キャストが決定する。 プログラム全体について、小川は「来シーズンも新国立劇場に初登場の演出家がいらっしゃいますが、今後も若手の作り手の積極的な登用を積み重ねていきたいと思っています。また今回Studio公演を新たに実施するように、『こつこつプロジェクト』やフルオーディション企画、またプレビュー公演などにも引き続き取り組んでいきたいと思います」と抱負を語った。
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