数十億匹が大量発生! 米国で17年ぶりに現れた「周期ゼミ」を研究者と共に追って見えてきたこと

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17年周期で大量発生する「ブルードX」と呼ばれる周期ゼミの集団は、その数が最終的に数十億匹にも達するとみられている このセミを研究者と共に追いかけてみたところ、生態系への影響や微生物との不思議な関係などセミの集団にまつわるさまざまなことが浮き彫りになってきた

米国で膨大な数のセミが集団発生しつつある。17年周期で大量発生する「ブルードX」と呼ばれる周期ゼミ(素数ゼミ)の集団は、その数が最終的に数十億匹にも達するとみられている。このセミを研究者と共に追いかけてみたところ、生態系への影響や微生物との不思議な関係など、セミの集団にまつわるさまざまなことが浮き彫りになってきた。

太陽が昇り、幼虫は穴から這い出してきて、木や茂み、パティオの家具など、手近な背の高い物体を探してよじ登る。そして、まるで昆虫界の小さな超人ハルクのように、体が強く硬くなるまで待つ。それから数時間もすれば、セミは茶色い殻を脱ぎ捨て、幼虫から成虫へと姿を変える。こうしたセミたちの“通過儀礼”が、2021年5月中旬から米国の東部15州で進行中だ。5月後半には、この「ブルードX」と呼ばれる群れに属する数十億匹というセミが地上に姿を現すことになる。ブルードXは3つの独立した種(そのうちふたつはマギキカダ属)からなるセミの集団で、ほぼ同じタイミングで地面から這い出してくる。米東部には17年ゼミのブルード(年級群)が十数個、13年ゼミのブルードが3個確認されており、それぞれ異なる年に出現する。

ジョージ・ワシントン大学の博士研究員であるゾーイ・ゲットマン=ピカリングは6週間というセミの出現期間を利用し、できるだけ多くの情報を手に入れようとしている数少ないセミ研究者のひとりだ。例えば、このセミの奇妙な生態や珍しい腸内細菌、そしてこれらの大量の個体が東部の森林や郊外の生態系にどのように広がるかといったことについて知りたいと考えている。ゲットマン=ピカリングは、セミの苦労にいくばくかの共感を覚えている。この1年以上、新型コロナウイルスの影響で家に閉じこもることを余儀なくされた人間と同様に、セミもまた久しぶりに表に出ることに慣れようとしているのだ。

 

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セミ嫌い。 うるさいし、死んだふりして近付くと急に飛び上がって驚かすし、オマケとばかりにオシッコかけた挙げ句突撃してくる。 数十億匹とか地獄絵図…

阪神大震災の前にクマゼミの大量発生があったから大地震の前兆かと思いもするが周期性か😅

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