前回の「坂本龍一、映画音楽制作史上最大のピンチ?」というタイトルの刺激が強かったのか、教授を心配する声が多数寄せられた。しかし、フェルディナンド・チト・フィロマリノ監督の映画『Born To Be Murdered』の音楽の制作は10月頭には無事に終了したとのこと。よかった。「10月に入り、ニューヨークのスタジオで弦楽器、管楽器のレコーディングを2日間かけて行い、その後すぐに別のスタジオで一週間かけてミックス・ダウンの作業をしました。作っていた最中はいろいろとあったのですけれど、レコーディングを終えて完成品を渡したら、監督たちもすごく喜んで満足してくれたみたいでよかったです」教授によると、当初監督が望んでいたのは、教授がかつて手がけたブライアン・デ・パルマ監督の『スネーク・アイズ』(1998)、『ファム・ファタール』(2002)といったあたりの映画の音楽。
こちらの音楽は近作の『天命の城』(2018)のような教授のいまの音になるそうで、10月から11月半ばにかけて作曲や準備をしたあと、11月後半にシンガポール、イタリアからニューヨークに戻るとすぐにレコーディングの予定。映画の詳細もその頃には発表されているはずだ。で限定の2枚組アナログLPも販売されている。ぜひ聴いてみてほしい。こんな映画音楽制作の日々が続く中、10月18日にはロスアンジェルスのThe Ace Hotelのシアターで行われたホテル20周年のイベントに参加し、ひさしぶりのピアノ・ソロ・コンサートを行なった。2〜3曲ではなく、まとまった曲数を弾くピアノ・ソロ・コンサートは2017年の「デヴィッド・ボウイ・イズ」東京会場でのコンサート以来となった。The Ace...
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