成長力・定着率とも異常なし 今年の新人むしろ有望説

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「異例の環境で社会に出た経験がむしろ生きて、先の見えない時代により柔軟に対応できる人材になるかもしれない」。従来型の新人研修を受けずテレワークを強いられた今年の新入社員の育ち方を探ります。

緊急事態宣言の延長が決まり、コロナ禍がますます混迷を深めていた5月上旬、コーヒーチェーン大手のタリーズコーヒージャパンで新入社員研修を担当するトレーニングマネージャー、野口真由氏は不安を抱えていた。心配の種は、5月6日から店舗での実地研修に入った2020年4月入社の新人たちのことだ。

同期と肩を並べて練習することはできなかったが、自宅での動画研修は自分が納得いくまで反復できる。「通常の研修を受けられないからこそ、店舗に立った日に何もできないと大変なことになると必死でした」と中野さんは話す。従来型の新人教育を受けず、入社から半年が経過した今年の新人たち。集合型研修も対面での職場内訓練(OJT)も先輩との生の対話もできないという環境の中、当初は周囲も本人たちも先行きに不安を抱いていた。だが今、企業の現場からは「従来型の教育ができなかったからといって、今年の新人が例年に比べレベルが低いという事実は見られない。むしろ有望」との声が少なからず上がる。 その特徴の1つは、いわゆる「デジタルネーティブ」であること。10歳になった07年には米アップルが初代「iPhone」を発表。SNS(交流サイト)も動画共有サイトのユーチューブも日常に当たり前にある環境で育ってきた。今年の新入社員の印象についてこう話すのはそごう・西武の人事部教育推進担当、小畑光代氏だ。同社もまた、コロナ禍により新人育成プログラムの変更を余儀なくされた企業の1つ。入社後は5月中旬まで集合型の研修や売り場での実習に取り組んでもらい、そこから現場に配属するのがこれまでの流れだったが、今年は全面的にオンライン研修に切り替わった。

現在は西武池袋本店の営業1部化粧品担当化粧品2係で働く坂本千聡さんもそんな新人の1人。「最初はオンライン研修で学んだ知識を実践で生かせるのか不安だったが、思った以上に適応できている気がする。まだまだ足りないところはたくさんありますが、今後も頑張りたい」と抱負を述べる。「全体として素直で真面目な子が多く、確かに多くがコロナ禍で既定の教育を受けられなかったことに不安を持っている。『入社から半年何もできなくてもビジネスパーソンとして致命的な問題にならない』と話しても、そう思えない人が多い」

 

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10年以上も続く就職氷河期で 初めて働くのが派遣社員よりはマシでしょ。 あの時代を生み出したクソジジイには早く死んでもらわないないと。 ロスジェネ世代はうかばれない。

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