佐久島・日間賀島・篠島の3島は、三河湾と伊勢湾の潮流が交じり合う場所に位置し、海の恵み豊かなこれらの島では、しらすやたこ、あさりをはじめ、多くの魚介類が水揚げされています。気候は年間を通して温暖で、冬には強い季節風が吹きますが、雪が降ることはあまりありません。地理的には3島はそれほど離れていませんが、それぞれが独自の文化、個性を持っています。佐久島は、西尾市の一色港から船で約25分、三河湾のほぼ真ん中にぽっかり浮かんでいます。人口200名に満たない小さな島ですがその歴史は深く、島内には50基余りの古墳があり、7世紀ごろの木簡にも佐久島の名前を見つけることができます。
そんな佐久島をめぐって目につくのは、島の各所に点在する現代アート作品の数々。佐久島には22の現代アートが設置されています。それを代表する作品のひとつが石垣(しがけ)海岸に立つ「おひるねハウス」。潮風から民家を守るためにコールタールを塗った集落の住宅の壁に着想を得たのだそうです。2010年のアニメ映画『名探偵コナン 天空の難破船』にも登場しています。 アート以外にも、あまり市場に出回らない稀少なオオアサリを筆頭に、タコ、カキ、ナマコなどの新鮮な海の幸はもちろん、丹精込めて育てられた野菜もおいしく、若者の集うカフェなどもあり、島のいたるところで多彩な名物料理を堪能できます。そんな佐久島ですが、ここ数年はコロナ禍により、島民同士や島外の方との交流が大きく減ってしまっていました。そこで2022年、コミュニティの場として「さくちく会」が設立されました。月に一度、みんなで集まっておしゃべりをしたり、古着・古布を針山などの小物にアップサイクルしたりする集いです。
島では今後、この「さくちく会」をなじみの方も初めての方も気楽に参加できる交流の場としつつ、布や糸などを利用したモノづくり活動を活性化させ、将来的に小物を販売する仕組みづくりを進めていきたいと考えていますが、島の抱える問題として高齢化が進んでおり、コミュニティを先導する若手が足りない状況です。名古屋までもほど近いこの離島でのんびり「さくちく会」の活動に協力してみたいという方、ぜひ応募してみてください!
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