NHK大河ドラマ「どうする家康」のウィリアム・アダムス役を村雨辰剛が演じると発表された。村雨といえば、スウェーデン出身の庭師にしてタレント。俳優としてはNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」でヒロイン(上白石萌音)をアメリカに連れていく心優しき再婚相手が印象に残る。1564年、英国ケント州に生まれ、12歳からロンドンの造船所で造船と操舵術を習った。ここで船を造る技術も身に着けていたことが、後にとても役に立つ。1598年6月、5隻の大船団のひとつに乗り込んだが、たちまち悪天候や食糧不足に悩まされる。多くの仲間を亡くしながら、長い流浪の末、日本の豊後にたどりつけたのは、1600年4月12日(19日の説も)だった。ご存じ、この年は「関ヶ原」の年。9月15日の戦いに英国船に積み込まれていた大砲の果たした役割は大きかった。勝敗を分けたといわれる小早川秀秋の寝返りを催促するため、ドーンドーンとこの大砲を小早川陣営に撃ち込んだという説まである。家康は「鳴くまで待とう」ではなかったのだ。1614年。来日して14年。アダムスは三浦按針として、日本人の妻をめとり、2人の子供をもうけ(英国商館のあった平戸にも
NHK大河ドラマ「どうする家康」のウィリアム・アダムス役を村雨辰剛が演じると発表された。村雨といえば、スウェーデン出身の庭師にしてタレント。俳優としてはNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」でヒロイン(上白石萌音)をアメリカに連れていく心優しき再婚相手が印象に残る。1564年、英国ケント州に生まれ、12歳からロンドンの造船所で造船と操舵術を習った。ここで船を造る技術も身に着けていたことが、後にとても役に立つ。1598年6月、5隻の大船団のひとつに乗り込んだが、たちまち悪天候や食糧不足に悩まされる。多くの仲間を亡くしながら、長い流浪の末、日本の豊後にたどりつけたのは、1600年4月12日(19日の説も)だった。ご存じ、この年は「関ヶ原」の年。9月15日の戦いに英国船に積み込まれていた大砲の果たした役割は大きかった。勝敗を分けたといわれる小早川秀秋の寝返りを催促するため、ドーンドーンとこの大砲を小早川陣営に撃ち込んだという説まである。家康は「鳴くまで待とう」ではなかったのだ。1614年。来日して14年。アダムスは三浦按針として、日本人の妻をめとり、2人の子供をもうけ(英国商館のあった平戸にもいたとか。港港でモテてたってことですか…)着物に刀をさして暮らしている。まさに青い目のサムライだ。村雨もアダムス役は念願だったという。大河では1983年「徳川家康」で「勝海舟」にも出たダン・ケニーという俳優が演じている。今回、朝ドラ俳優である村雨が演じるということは出番も多く、「どうする」と迷う家康の背中を押す役割を果たすのかもしれない。 (時代劇研究家・ペリー荻野)
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