ペナントレースも残すところわずか。クライマックスシリーズや日本シリーズの行方もさることながら、開催まで1ヶ月ほどとなったプロ野球ドラフト会議の話題も熱を帯びてきている。本企画では全6回にわたり、セイバーメトリクス指標を用いた2022、23年の戦力図を参考に、きたるドラフト会議に向けて昨年のドラフトや12球団の現在の選手層などを紹介する。
選手評価は、野手の打撃をwRAA(Weighted Runs Above Average)、守備にはUZR(Ultimate Zone Rating)。投手はRSAA(Runs Saved Above Average)を用いている。いずれもリーグ内の平均的な選手と比較して、打撃・守備・投球でどれだけ得失点に貢献しているかを示した指標であり、本稿ではそれぞれ同一ポジションの平均的な選手と比較している。なお、RSAAの計算式で使用される失点率は実際のものではなく、守備の影響を排除したtRA(True Run Average)を使用している。 また後述の選手名とポジションがマッピングされている画像の円は、橙色が得失点貢献でプラス、青色は逆にマイナスであり、円のサイズは数値の絶対値の大きさを示している。橙色の円が大きいほど貢献度が高いことを表す。
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