ポストユース世代の強化・育成に向けた議論は、 Jリーグ が現在進めている選手契約制度の抜本的改革と並行して実施中。 Jリーグ では現在、新人の年俸上限460万円などが定められている「ABC契約」を撤廃する方針が固まりつつあり、クラブ間の選手獲得競争が白熱することが予想される中、ハイレベルな競争に身を投じる若手選手の出場機会確保を促す必要性が出てきているためだ。
若手選手の育成・強化を巡っては2021年、Jリーグエリートリーグが立ち上げられたが、わずか2年で廃止。出場可能選手のレギュレーションが緩く、練習生のテストや年長選手のコンディション調整に使われるケースが多くなったことで、大きな成果が得られなかった。新リーグではエリートリーグの反省も活かし、よりポストユース世代の育成・強化に特化することを念頭に置いた制度の検討を進めていく構えだ。 U-23チームのJ3リーグ参加に関するフィードバックでは、当該3クラブから「当時はすごく大変だったが、その時の選手がトップチームで活躍している」という前向きな総括があった様子。またMF久保建英、MF堂安律といった日本代表の主力選手を輩出していることもあり、他のJ1クラブの強化担当者からは「もう一回やるのならぜひやりたい」という声も多く挙がっているという。
足立氏はこの日、ブリーフィングの冒頭で「世界を目指していくJリーグ、日本のレベルアップのために経験を踏まえて、Jリーグと共に日本サッカーと共に邁進していきたい思いです」と決意表明。その上で、ポストユース世代の育成・強化の必要性についてさまざまな観点から次のように語った。
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