ポルシェの生みの親、フェルディナント・ポルシェによって設計され、1938年から2003年まで生産されたタイプ1。丸みを帯びた独特のフォルムから『ビートル』の愛称で親しまれるドイツの大衆車は、世界各地へと輸出され今も多くのファンによって大切に乗り継がれている。特に1960年代以降のアメリカでは、リーズナブルな価格帯とあって若者などの日常の足としても活躍。それに伴って様々なカスタマイズが施されるようになった。
「初めての空冷VWは大学4年生の時に、親が乗っていた1975年式タイプ1を譲ってもらったのがスタートですね。だからVWとの付き合いは30年くらいになります。その最初の1台もオリジナルで乗っていたんですが、事故で全損になってしまったんです。そこで次のタイプ1を探していた時に、友人から紹介されて手に入れたのがこのタイプ1です。ちょうど自分と同い年ってこともあり、コレは手に入れなきゃって思いましたね。それ以来、ずっとこのタイプ1とともに人生を送っています」 ダッシュボード下に取り付けられるクーラーユニットもマニア垂涎のお宝パーツ。というのも、この装備は正規輸入ディーラーのヤナセが設定していたパーツで、時代的にもクーラーはオプションで設定される贅沢装備。現在では並行輸入車も多いタイプ1では正規輸入車の比率は限られていて、さらに新車当時にクーラーを選択する人はわずかだったことから激レアパーツとなっているのだ。
タイプ1をはじめとした空冷VWには、純正でも様々なアクセサリーが用意されていたのも特徴だ。中には車内に花を飾るための一輪挿しが設定されるなど、当時の日本のクルマでは考えられなかったモダンなアイテムも存在している。貴重な装備といえば、純正工具セットが残されているのも見どころ。スペアタイヤのスペースに収まるスチールケースや、中に収納される『ハゼット』の工具などは、中古車ではまず残されていることのないレアアイテムなのである。「VW系が集まるスワップミートでは、朝イチにダッシュで会場に行っています。やっぱり当時モノや貴重なオリジナルパーツとかはすぐに売れてしまいますからね。特にオリジナルパーツは、品質の不明確なリプロパーツとは異なり長く使えるモノばかり。だからこそ、これからも乗り続けるためにオリジナルパーツを収集して、ガレージ内にストックしているんです」
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