徳島産「スカイラインGT-R」がトップギアで駆け抜ける。巨人が17日、川崎市内のジャイアンツ球場でコーチ会議を行い、育成1位平間隼人内野手(23=四国IL・徳島)を春季キャンプの1軍メンバーに抜てきしたことが分かった。育成ドラフト1位の平間が自慢のエピソードを披露した。「ダックスフントに小さい頃追いかけられて、捕まえられなかったです」。高卒ドラフト1位の堀田でも、社会人上がりの即戦力投手の同2位太田でもなかった。50メートル5秒9の韋駄天(いだてん)が、新人で唯一、そして球団史上初となる育成ルーキーでの1軍キャンプスタートを手にした。
「四国一の俊足」と呼ばれ、独立リーグで盗塁王を獲得した足が最大の武器。やはり、車にもスピードを求める男は「GT-R」に乗ることが将来の夢。同リーグ時代にはグラブの小指付近に「GT-R」の刺しゅうを入れるほどで「それを買うために野球するんだ、みたいな」と励みにした。現在の年俸は240万円。キャンプでアピールし、支配下への乗り換えに成功すれば、憧れの高級スポーツカーへの乗車も夢ではない。 人生の曲がり角は、独立リーグ時代の18年だった。父親の体調不良など家庭の事情もあり、1度は野球から離れた。「長男だったので、働いて少しでも家族に仕送りすればいいかな」と、約10カ月電気工事士として働いたが、夢は諦めきれなかった。「10年後に野球をしたいとなっても無理なので、今できることをしようと」。週に1回程度の草野球生活から現役復帰し、プロ入りを果たすミラクルを成し遂げた。
独立時代に乗っていた車は約50万円の中古車トヨタ・クラウン。乗る機会がないため、入寮とともに売却した。「ダメならダメでもともとなかった人生。やりきれば納得いく。まず支配下。キャンプ中にアピールして支配下を最短でもらう」。アクセル全開で宮崎の地から、GT-Rへの道を駆け上がる。【久永壮真】 ◆スカイラインGT-R 日産が誇る高級スポーツカー。スカイラインをアップグレードし、1969年(昭44)2月に誕生。生誕50周年を迎えた。その機能性、デザインから多くのファンに愛される名車の1つ。価格帯は1000万円から2000万円近くまで多岐にわたる。映画「ワイルドスピード」にも登場する。憧れ 西武源田。「ホームランも打つし、単打も打てるし守備もうまくて足も速い。3拍子そろった選手が憧れ。自分の野球選手のイメージは打って走れて守れる」座右の銘 凡事徹底。「基本が大事なので、小さいことも。基本をちゃんとしてないとダメだって自分に言い聞かせるためという感じです」
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