点を与えてしまったこと」と3勝目はならずも、8回2安打1失点。相手の先発全員から奪った三振は来日最多の12を数えた。
2回に連続長短打で失点し、自身の連続無失点は17回2/3で止まったが、その回以外は無安打投球。最速150キロの直球にカットボールなど多彩な変化球で相手を幻惑した。ここ3登板は全て7回以上、計23回2/3を1失点のみで防御率0・38。「(来日後)投げていなかった2つの球を投げるようになったのが大きい。ストライクを取れているし、相手打者は絞りづらくなったのでは」と自己分析した。 その2球種は復活を遂げた2登板前の15日・日本ハム戦(エスコン)から駆使するスライダーとチェンジアップ。スライダーは約17%の割合で、効果的に使った。自ら取り入れており、村田総合コーチは「自分の中でも変化しようというのがすごくある投手。昨年もツーシームを覚えてみたりもしていた」と証言する。
間も良い さらに15日から投球時に右脚を上げる時間を長くしているのも、向上心を持って首脳陣の意見にも熱心に耳を傾ける姿勢があるから。杉内投手チーフコーチも「間も良くなった。去年のままではいけないのは分かっているはず。受け入れてやってくれている」と目尻を下げた。 「何でも変えられるものは変えたかった」とグラブも同日から変えて好投を続ける助っ人。指揮官は「ナイスピッチングでしたし、代え時が難しいくらい頑張ってくれていた」と評価した。「チームの勝敗が一番大事。自分に勝ちが付く、付かないは全く気にならない」とナイスガイぶりも見せたグリフィン。夏場へ向けても、その存在は頼もしい。(田中 哲)打線からの援護は8回の1点だけ。7試合以上に先発した巨人投手で登板中の援護点を見ると(カッコ内は9回換算の1試合平均)7堀 田 34 2/3― 6(1.6)
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