堂々の火消しで、又木が日本生命を初戦突破に導いた。5点リードの9回2死。最後の打者を144キロの直球で左飛に仕留めると、捕手とハイタッチを交わした。8回1死一塁からリリーフ登板し、1回2/3を1安打無失点で3奪三振。「少し硬さもあったんですが、うまくまとめることができた。真っすぐが走っていたのと、多く三振が取れたことが良かった」と頬を緩めた。
出番はいきなりだった。先発・山本は7回まで3安打無失点と快投したが、7点差の8回に崩れて2失点。リードはあったが、相手に流れが傾きかけた場面で“鉄のメンタル”が勢いを断った。1死一塁から白沢をこの日最速148キロで空振り三振。続く中西に右前安打を許したが、最後は盛田を内角高め141キロで三邪飛に仕留めた。「メリハリを結構つけるタイプ。急に(マウンドに)行った方が投げやすい」と、淡々としたマウンドさばきで一度は勢いついた相手を黙らせた。 投球にもメリハリを利かせた。キレのある直球に加えてカーブ、スライダー、チェンジアップと多彩な球種を操り、2ボールは1度、3ボールはなしと投手有利に投球を組み立てた。8回は球がばらつく場面もあったが、9回は「バランスを取り直してうまくできた」と2者連続三振と修正力も光った。巨人は6人態勢で見守り、水野スカウト部長は「このぐらいの強い球は投げられる投手。タフなので先発もリリーフもどこでもやってくれると思います。現場が適性を見てからでしょう」と期待を込めた。
悲願の優勝へ向けて、次戦以降もリリーフ待機する見通し。「僕自身も最後の大会なので、優勝できるように。自分が何をしなければいけないのかが最優先。そこから結果がついてきて、それがプロにつながれば」と又木。頂点をつかみ、プロの門をたたく。(小島 和之) ◆又木 鉄平(またき・てっぺい)1999年2月12日、山梨・笛吹市生まれ。24歳。石和北小3年から石和北スポーツ少年団で野球を始め、石和中を経て日川に進学も甲子園出場なし。千葉県大学リーグの東京情報大から日本生命に入社。趣味はサーフィン。特技はサッカー。遠投110メートル。球種はカーブ、カットボール、スライダー、チェンジアップ。182センチ、92キロ。左投左打。
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