河川やその流域の生態系の保全・再生に向け、国土交通省は河川や各河川の区間単位で数値目標を設定する方針を固めた。指標は湿地の面積などが想定されている。治水に関しては堤防の高さなど定量的な目標を定めてきたが、環境面でも具体的な目標を示して対策を強化する。
検討会の提言案によると、河川管理の現場で生物がすみやすい環境や景観を保全していくためには、特に重点的な事項について「河川環境の目標を定量的に設定することが必要」と指摘。目標を設定する場合の指標は「生物の生息・生育・繁殖環境としてふさわしい場」の整備・運用とすることを提案した。具体的には、干潟やヨシ原などの面積▽瀬や湧水(ゆうすい)地の箇所数▽水辺の樹林などの長さ▽水面と砂州の比高――が挙げられた。
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