」でも柴山監督とタッグを組んでおり、「またオファーをいただき、うれしかった」と喜ぶ。キャラクター設定については「台本をいただき、こ、こ、こ、こ、高校1年生だぞって衝撃を受けました。声はできるだけ頑張るとして、気持ちの部分でも若くできるかがポイントだった」と語り、「心情が丁寧に描かれているので、あまり作り込まず、流れに身を任せた」とアフレコを振り返った。一方、富田は「若い頃の反抗期だったり、ちょっと苦い思い出、キラキラした気持ちを思い出しながら演じた」と役作りを説明し、「劇場作品は、普段ならスタジオに缶詰になってアフレコをするが、今回は週1回、4~5時間のアフレコを3~4週間かけたので、キャラクターと向き合う時間があった」と話していた。
柴山監督は、小野と富田の起用について「以前ご一緒していて、信頼しておりました。真面目で誠実な人柄、奥底に秘めた思いを感じさせる、深みある声が柊にピッタリ」「鬼であるツムギは、特別な存在であってほしいので、特別な声であってほしかった」とそれぞれ理由を説明。さらに「最初から小野さんは柊、富田はツムギだったので、特にリクエストはなかった」と感心しきりだった。映画はさまざまな出会いを描くロードムービー仕立てになっており、小野は「家族や人とのつながりを感じられる。見終わった後、誰かに会いたくなるような作品」と魅力を熱弁。富田は「映像、音楽、お芝居。すべてに作品への愛を感じられる。ぜひ大切な人と一緒に見ていただければ」とアピールしていた。
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