女子ゴルフの20-21年ツアーで1勝をあげた小祝さくら(22=ニトリ)が新春インタビューに応じ、コロナ禍に揺れた20年の振り返りと、統合シーズンとなった21年への思いを語った。昨年は9月のゴルフ5レディースで大会記録の通算17アンダー、199で優勝し、12月には全米オープン出場で初の海外メジャーも経験。同学年の畑岡奈紗や渋野日向子ら黄金世代と、成長著しい年下のミレニアム世代に刺激を受けながら、進化した姿で21年を迎えることを誓った。小祝にとっては成長も課題も強く感じる20年だった。コロナ禍の試合減で昨年は国内14戦に出場し、優勝1度を含むトップ10入り6回。試合数こそ違うが、現在賞金ランキングは過去最高の4位につける。一方で2度の2位を経験するなど悔しさも残し、目標の年間の複数優勝はお預けとなった。
「(20年の)後半に調子を上げられなかったのが痛かった。ショットが曲がってしまって悩んでいて、そのままパターも悪くなってしまった。もうちょっと何とかならなかったかなとは思います。パットが向上すればまた違うゴルフになる。ボールの転がりを順回転に直すこと。あとはラインの読み方も修正したい」「ジュニア時代から一緒で、そういう子たちとツアーで戦えているのはうれしい。みんな練習の時なども仲良くやったり、試合以外でも一緒にご飯とか遊びに行ったりする人もたくさんいます。ずっとみんなで戦えていたらいいなと思います」「刺激になりますね。みんな本当に上手でメンタルも強い。ルーキーとは思えないプレーをしています。今、すごくゴルフ界が盛り上がっているので、そういう時代にプレーできているのは恵まれているなと思います」「あの子だけはちょっと違う感じがするんですよ。19歳とは思えないプレースタイルというか。技術もですが、あまりじっくり考えたりせず、すごく簡単に打っているイメージ。また他のみんなと違ったうまさがあると思います」「(隔離期間中は)パターとか素振りはしていましたが、私は早くゴルフがやりたいとかはなかったで
◆小祝(こいわい)さくら 1998年(平10)4月15日、北海道北広島市生まれ。母ひとみさんが宮里藍の大ファンでレッスンに通ったことから、8歳でゴルフを始める。14年に北海道女子アマ選手権に優勝。17年プロテスト合格。本格参戦の18年はトップ10に13回入るなど賞金ランク8位に入り新人賞と敢闘賞を獲得。19年サマンサタバサ・レディースでプロ初優勝。158センチ、58キロ。家族は母と弟。
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