終戦を受けて発足した東久邇宮稔彦(ひがしくにのみやなるひこ)内閣はあの言葉で歴史に名を残した。「一億総懺悔(ざんげ)」。敗戦の原因は国の政策のまずさもあったが、国民の道義が廃れたのも一つだとした。だから皆で反省し、再建に当たろうと。こうした教訓もあって戦後の日本は新憲法により国民主権となった。民主主義の国へと変わった。主権者に選ばれた議員が集う国会が国権の最高機関なのは当然で、そこでの論議は民主主義を支える屋台骨ともいえる。
安倍晋三内閣が2017年、臨時国会召集の要求に真摯(しんし)に応じなかった問題。最高裁は野党議員側の損害賠償請求などを棄却したが、衆参院いずれかの4分の1以上の議員が要求すれば内閣は召集義務を負うとの判断を示した。半藤さんは、権力者が国民を「政府の言う通り動くものと見ている」からこそ総懺悔などという言葉が出てくると捉えていた。国の体制や時代が変わっても権力者の意識が変わっていないのだとしたら恐ろしい。
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