歴史社会学者として活躍する小熊英二さん(56)。膨大な資料をもとに、『<日本人>の境界』『<民主>と<愛国>』といった著作で、日本社会の意識の変遷を読み解いてきました。2019年7月に出版した本では、終身雇用や年功序列といった雇用慣行をはじめとした日本社会の構造を、雇用、教育、福祉の観点から横断的に分析し、解き明かしています。小熊さんは、「今の社会は、1970年代の仕組みのままで、もうもたなくなっている」といいます。――平成から、令和の時代になって半年が経ちました。平成の間は契約社員や派遣社員が増えたり、地方では、商店街がなくなってショッピングモールが出来たりといった変化がありましたが、社会が大きく変わったということでしょうか。
戦前の日本の社会は1つの企業の中でも階級差や身分差がはっきりある社会でした。エリートで学歴の高い、ホワイトカラーの事務系の正社員と、学歴の低い現場の作業員で、身分差別ともいえる格差がありました。それが戦後の民主化運動の中で、労働組合は「同じ企業の中の労働者はみんな平等であること」を望み、交渉の結果それが実現していきました。それまで一部のエリートだけに適用されていた、「終身雇用」や「年功序列の賃金システム」、そして「新卒一括採用」も、同じ企業の社員には全員に適用されるように拡大していったわけです。 しかし高度経済成長の結果、「全体の格差が縮んだ」という印象が、「一億総中流社会」という言葉に代表されている。もっとも実際には、終身雇用を実現できるような「大企業型」の生き方が、日本社会の三分の一以上に広がったことはおそらくありません。
いわゆる日本型雇用が変わらないといわれるのは、上の3割の安定性を、下の7割から非正規雇用を調達しながら、ずっともたせてきたということです。よくもたせてきたなとも言えると思いますけどね。長期雇用が20世紀半ばに広がったのは日本だけのことではないですが、よいか悪いかは別として、ほかの先進国はもっと早く、長期雇用が崩れましたから。それは大きな要因で、これほど大きな国内市場がある国は珍しい。たとえばメディアや音楽産業はそうだと思います。ほぼ日本語で、ほとんど国内市場頼りですね。 それでも、冷戦という世界構造があった時期までは、まだ日本の製造業は伸びていました。その後、平成に入ってからでも、90年代の半ば過ぎまでは、まだGDPも伸びていました。その時期がピークだった産業も多い。新聞にしても、出版にしても、CDの売り上げにしても、90年代後半くらいがピークです。円がその時期に上がっていたため、ドルベースでみれば90年代半ばまでは高度成長で、世界における日本の存在感も増していました。
教育の問題に関しても、最初に火がついたのは、1999年に『分数ができない大学生』という本がベストセラーになったことです。これはトップの大学の数学力が落ちているという問題ですが、おそらく高校時点の受験コース分けが徹底して経済学部入学者などが数学を高校であまり勉強しなくなったことが原因で、全体の学力低下とは別の文脈があったでしょう。ところがそれが、教育困難校の学級崩壊と一緒に論じられたりした。また非正規雇用の増大は、自営業の減少や地方の疲弊の問題とは、別のものとして論じられてきました。 でも、日本はその方向には行かなかった。なぜ行かなかったかというとアメリカのように「職務」の範囲が決まっていませんでした。どこまでが誰の仕事かを明確に切り分けるということをやっていないので、その職務の専門学位のある人をそのポストに就けるという方法はとれませんでした。
外国人労働者についていえば、日本社会の構造をもたせるために、「足りない部分に人を入れる」という以上のことは何もやってきませんでした。国レベルで言えば、担当する官庁すらない。強いていえば警察と入管だけです。自治体レベルでは、いろいろやらざるをえなかった、あるいは一生懸命やろうとしたところもあると思いますけども、国としてはそういうものだったと思います。 これまでの日本は、非常に安上がりな国家だったと思います。地域社会の力にあぐらをかいて、行政職員を増やさないでやってきた。なんでそんな安上がりな国家が築けたかと言えば、遅れて近代化したがゆえに、地域社会の関係が多かったからだと思います。自治会長か中学校の先生に聞けば、その地域のどこの家族が貧困であるか、おおかたわかる。つい最近までそういう社会でした。
それでも90年代までは公共事業を含めていろいろな補助金をたくさん出し、地域コミュニティーをもたせてきました。利益誘導と言われようと、産業誘致で公害が出たと言われようと、それで人口を都市部に流出させなかったという効果はあったでしょう。
ヘアスタイル、すごくお似合いです 🤭
資本主義の次は、夢主義社会です。資本主義では、お金儲けを夢と勘違いしたのです。本来、お金は夢を実現するために消費するものです。
告発:国連 人権 高等弁務官事務所(OHCHR)、中国政府に政治異論者の活動家名を提出(フォックス・ニュース 2019.12.15)(英語)2013年が最初と思われ、2017年に最初の苦情を内部提「OHCHRは人権擁護者がジュネーブの会合に参加すべきかの踏み込んだ情報を今も中国に提供」
結構前から気づいてました。世界規模で社会システムは限界だと思います。
高齢化少子化が入ってないな
なんだこれ?これ前にも同じ記事だしてなかったか?読む気もしないが、NHKは例によっていったいなにやってんだ?
人口減少社会になっているから限界だらけだ。 空前絶後の体制は世の中にたくさんある。
気づくの遅すぎでない?
今さら
小熊英二が、これほど分かりやすく丁寧に説明する(機会や自由)がある間に、受け止めるひとりひとりが考える令和元年にしたい。 受け止めないのも自由、揶揄するのも自由。 その先にあるものは、それこそ、自分で選び取ったもの。
目新しくない
今の社会は私たちが望んできた結果。 「本当に大切にしたいものは何か、変えてもいいものは何か、考えるべき」と QT : 1970年代に完成した今の「社会のしくみ」がもう持たなくなってきた? どういうことでしょうか?
N国のしくみがもう持たないんですね!?!?!?
インターネットが普及した今、テレビの仕組みももうもたない時代になりましたね。中の人もWEB担当であれば肌で感じているんじゃありませんか?
以前にも書きました年金のもらいかたですね。人口が増加していた時代とそうでない時代は自ずから掛け方ももらい方も違ってくるはず。
非正規にもなれなかった政権が良かったと?
「NHKのしくみ」ももう持たない時代なんじゃないですか?
世紀末思想なんて今時流行らないよ
なんかナヨっとしてる
NHKの小熊推しが酷い
なかなかのナルシスト?
また怪しそうな人ですね。 NHKはたまには日本人の為の放送したらいいのに。
共産主義革命?
NHKスクランブル化が先
確かにしつこいし、結論から述べよ
とても真っ当なことを述べているのに GDPの伸び、日本は内需国と理解してるのに なぜ「消費税の問題」には一切触れていないんだ‥ 高度成長期は「1億総中流」と見えているって 経済成長には消費きちんとされてたからでしょ、それを冷やす消費税がなぜ語られないのか NHKが意図的にカットしてるのか
社会の仕組みでは無く、60年代冷戦構造のままの人の意識である。
いつの時代も、こんなこという人いるよね。
NHKニュースの中の人が慶応SFCの出身なんだろう。そうじゃなきゃこの記事のあまりにもヘビロテな説明ができん。 この週末で10回は見たぞこの顔。
この方、国会前でSEALDsと一緒にスピーチしていたのを何年か前に見ましたねぇ
うぁ~こいつパヨチンですよ。
この写真、気色悪いんでやめてほしい。
公務員を増やすなら、自衛隊。
このニュース何度流しゃ気が済むの? 何度も何度もしつこい!
資本主義の次は、夢主義社会です。夢主義社会では、お金を廃止して、衣食住・欲望の4種類のポイントで、経済を管理します。
示唆に富む、良い記事です。読む価値あり。
変になんでもハラスメントになるだろうなぁ…ちゃんとなったわ日本 昔のままでよかったのに……
NHKさんが真っ当な報道をすれば、 有る程度は改善できる事はあるでしょうね。
画像を見ただけで記事を読む気が失せる典型。
社会の仕組みを変えるには、変えたくない人を説得するしかないと思います。
髪の毛切れ
彼より10歳下なのに俺は全体的に白髪。 羨ましいなあ、、
何回も同じドアップ写真TLにあがってうざいわ
顔が怖いから、この人出さんで下さい
首都圏反原発連合(しばき隊)と当時の総理大臣を会談させた小熊さん…。 日本の未来のために福島への風評被害をとめてください。
NHKの中の人のお気に入りなのかもしれないけど、短時間で何回この記事アップするの?いくらでも報じるべきトピックあるだろもうちょっと機会均等に報道しろよ。
これって、「学者が間違ったリベラルを無理に持たせてきた時代だった」の間違えだよな。
10年くらい前(2007年頃)何人かの経済学者が「日本経済は破綻に向かっている」 と提言していたのを何かで読みました。それが現実味を帯びてきたと思う今日この頃です。。。
色々と参考になるけど、プロパガンダを疑いたくなる内容がちょいちょい。 金持ちだけじゃなく全員の税金を上げないと格差が広がって治安が悪化するとか、現実とは真逆の事言ってるしね。 福祉職員を増やす事には賛成。ただ質を上げないとヤバい。専門的な知識と共感力、想像力が圧倒的に不足してる。
さも分かったようなこと言って、成り行き任せ。
学者というのを信じていない。オカシナのやアヤシイのがいっぱいいる。学者をありがたがる時代など、とっくに終わっている。メディアも同じだけど。
世の中を仕切りたがる公共放送
この「しくみ」を変えないでいった場合にどうなるかというと、3割の「大企業型」と、そのほかの7割の間の格差が、ますます開いていくことになります。下の7割は、かなり苦しい状態になると思います。具体的には地方の疲弊、都市部の非正規労働者の貧困、あるいは高齢者貧困者の増大という形で…
職場で「正規の職員じゃない」と認識されていて、かつ、期間限定でもなければ、昼の2時間だけ来るとかじゃない。「フルタイムで長期間働いているんだけど、でも正規職員じゃない」という人が大量発生したということです。
バブルの終焉とともに90年代に既に破綻してたよな。 そして更に悪化させたのが小泉政権と安倍政権だよな。
見た目だけでもう結構って感じ・・・、
持たないからどうしろというのだ。革命でも起こすのか。日本は、破壊と創造を嫌い、改良と改善を続ける文化だ。 大きな変革に弱かったり戦時荒廃からの教訓なのか、そういう気質だ。 決して変わりたくないわけではないのだ。変わるのに時間がかかり、変わったと気づかせない仕組みなのだ。進め!日本!
ノストラダムス、日本沈没の繰り返し。商売商売。
きしょい写真出すな
それでは、まずは旧態依然としたNHKの解体から始めましょう!
変わるか変わらないか、判断の時だとは思う。 疑問なのは、NHKはなぜ変われと喧伝するのかということ。安易過ぎる。変わらぬままうまくやっていく方策がないか、総力取材したらどうか?いい番組になるぞ。
有名大学の教授で、もう社会がどれだけ変化しても割を食わない人が何か言ってらぁ。と思ってしまうけど言ってることそのものは結構真っ当だし良い事言ってると思う。日本は幸運から地力を付けてやってこれたけど、その地力を支える基盤が変わってきてるとも思う。変化が必要にはなってる
本当は、資本主義経済は終わっているのですが、次の社会構造が確立していないので、ばら撒きで延命治療をしているのです。資本主義の次は、夢主義社会です。夢主義社会では、全てのお金をコンピュータ管理して、強制的に回します。
どこまでも、アメリカについて行くしかないでしょう。 日本人としてのプライドを捨てれば、これからも平和は続くな。
saya0kurishina 小峠さんかと思った
こんな偏向したオッサンの個人的妄想をありがたがってニュースにするNHK。 あほかいな。 こんなことやってるから潰せと言われる。自ら墓穴。
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