シリーズ累計発行部数が７２００万部を超え、映画版もヒットした和月伸宏氏の人気コミックが原作で、江戸末期に最強の刺客「人斬り抜刀斎」として名をはせ、明治維新後は不殺の誓いを立てた主人公の緋村剣心（小池）が繰り広げる冒険活劇。ステージが観客を３６０度取り囲む同劇場での注目の作品で、本来は２０年秋に上演を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け公演中止となっていた。
念願の上演決定に小池は「前回が中止になり、キャスト、スタッフの方々だけでなく、観劇を楽しみにしてくれていた方々全員がとても悔しい思いをしましたが、諦めずにいて本当に良かったなと思います。今回こそは剣心として最後まで走り回れることを信じて頑張りたい」と感無量。「今このタイミングだからこそ、皆さんに楽しんで見てもらうことを考えながら励んでいき、僕自身、新しいチャレンジに全力でぶつかっていきます」と思いを込める。 ミュージカル界の第一人者で、演出を務める小池氏も“Ｗ小池”で臨む作品について「新たに結集した豪華キャストに囲まれ、原画が動き出したような小池徹平剣心の魅力が炸裂（さくれつ）します」と自信をみせる。小池氏から「体幹を鍛えておいて」とリクエストを受けたという小池は「ステージをふんだんに使った、新しくて面白いエンターテインメントを皆さんにお届けできれば」と意欲。ダイナミックな立ち回りにも注目が集まりそうだ。公演は６月２４日まで同所で。
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