先手後手を改めて決める注目の振り駒は、と金が3枚出て久保九段の先手番と決まる。定刻の午前9時に始まった将棋は、先手の久保九段が初手で5筋の歩を突き中飛車に。永瀬王座は居飛車で駒組みを進めていたが、先手陣にスキがあるとみて早くも5筋の歩をぶつけて開戦。角交換から馬をつくり、その馬が飛車と交換になる乱戦となった。 久保九段は左桂を跳ねて、2枚の角と手持ちの歩を組み合わせて攻めを探る。永瀬王座は自陣の金銀をじわじわ繰り出すなどして、その攻めに着実に対応。徐々に駒得を広げてから先手陣に襲いかかり、フルセットの激闘に終止符を打った。.
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