寄席をつぶさない― 新宿末広亭・真山由光社長が語る“2度目”クラファンへの思い「芸人の修練の場」

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寄席をつぶさない― 新宿末広亭・真山由光社長が語る“2度目”クラファンへの思い「芸人の修練の場」 芸能ニュース ニュース

約2000万円の支援を受けたが、長引くコロナ禍で苦しい状況は変わらず。席亭(経営者)の真山由光社長(71)がスポーツ報知の取材に応じ、“2年連続”のCFに乗り出さざる得ない窮状を明かした。(高柳 義人)昨年、都内の5寄席を対象に両協会が共催したCFは1億円を超える支援が集まった。そのうち、末広亭は約2000万円を受け取ったが、長引くコロナ不況で瞬く間に消えた。真山氏によると、コロナ禍前までにコツコツためた1億円近い内部留保は底をつき、日本政策金融公庫からのコロナ感染症特別貸付の融資4000万円に手を付け始めた。「2年半、コロナに痛めつけられた。世の中、皆さんそうなんですけれど…」と苦渋の思いを口にした。

存続への思いは強い。「自分のところでつぶすわけにはいかない」。真山氏は演芸界で“大旦那”と呼ばれた初代席亭・北村銀太郎の孫で、2代目席亭・杉田恭子の息子にあたる。幼少の頃は古今亭志ん生を聴き、バブル期と落語の冬の時代に苦闘する母親の背中を見て育った。 2011年に4代目席亭となり、改革に乗り出した。落語芸術協会の興行に、定席に出られない五代目円楽一門会、落語立川流の出演枠を設けた。「10年かかってやっと実になりつつある」。数年前からは夜席に若手を積極登用。成果を上げていたが、長年昼席を支えていた年配の常連客の足がコロナ禍で遠のき、まだ戻ってはいない。それでも閑散とする客席を前に手を抜かない落語家の姿に心を打たれた。「芸人のモチベーションが普段よりすごく高くて。そこに驚きました」

CF開始直前の5月、真山氏は心筋梗塞(こうそく)で4時間の緊急手術を受けたが、1週間で退院し陣頭指揮に当たる。今月末までの目標5000万円に対し、16日現在で2140万円が集まった。「皆さんから助けていただいたことは一生忘れません」と頭を下げた。◆新宿末広亭 新宿3丁目に1946年開業の落語定席。座席数313。現在、都内にある4定席(他に上野・鈴本演芸場、浅草演芸ホール、池袋演芸場)のうち、鈴本演芸場に次ぐ歴史がある。唯一の木造建築で2011年に新宿区地域文化財に認定された。落語協会と落語芸術協会が1か月に10日ずつ興行を開催。落語芸術協会の真打ち昇進興行や襲名披露は末広亭からスタートする。米津玄師の「死神」のMVが撮影された。

 

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