ラウンド表示部分のステンドグラスがすべてなくなったらゲーム終了です。「プレイ時間は30分~45分」と想定されていましたが、4人で実際にルールを把握しながらプレイするとおよそ1時間15分ほどかかりました。」を加え、さらに「宮殿ボードの面ごとのボーナスポイント」を加えます。宮殿ボードの面ごとのボーナスポイントはA面かB面かによって計算が変わります。例えばA面の場合は以下の画像のような感じで、4つの窓枠ごとにガラスが何個置かれているかで計算します。4個あれば10点、3個あれば6点、2個あれば3点、1個以下ならば0点をゲット。最も多くの得点を集めて1位となったプレイヤーのステンドグラスはこんな感じ。ステンドグラスがたくさん置かれて非常にきれいですが、「右から4列目は上下の色をそろえるべきだった、これでは画竜点睛を欠く」と職人らしく厳しい自己評価を下していました。
なお、中央に並べる皿はプレイ人数に応じて変わります。以下の場合は2人でプレイしたところで、皿の数は5枚となっています。2人でのプレイは人数が少ない分、4人でプレイするよりも相手の動きや場の状況がしっかりと把握できるようになります。 実際に遊んでみると、より奥深いゲーム性と洗練されたビジュアルで、前作の時点でかなり完成度の高いゲームとなっているように感じました。「工房展示カードの上にあるタイルをゲットする」「場の中央に寄せ集められたものを押しつけ合う」というルールやシステムの基盤となる部分は同じになっているものの、ゲームとしてはまるで別のものになっている印象。特に、ガラス職人コマによって置ける列に制限が加わることでゲームの戦略性がグンと上がり、前作よりも数手先を読み合う内容になっていました。
点数計算が前作に比べるとかなり複雑になっていることもあって、前作に比べてゲームの難易度はさらに高くなっていますが、ルールそのものは実際に1度遊ぶとすぐに理解できるため、初心者でも楽しめる内容となっています。ゲームに慣れていないうちはいきなり4人でプレイするよりも、まず2人~3人プレイでゆっくりプレイすれば、ルールの理解が進むのでおすすめです。