かつては定年不安というと50代が中心だった。しかし最近は、企業は60歳未満の定年を定めることが禁じられ、65歳までの雇用確保が義務づけられ、70歳までの就業機会の確保も努力義務とされているため、定年への不安に脅かされる年代は、50代に限らず、60代後半まで広がっている。
定年延長や再雇用の普及により、60歳以降の就業率は年々上昇している。総務省の労働力調査によれば、2021年における年齢層ごとの就業率は、60~64歳が71.5%、65~69歳が50.3%、70~74歳が32.6%、75歳以上が10.5%となっている。2011年と比べると60代の就業率の伸びが特に大きく、60~64歳でも65~69歳でも14ポイント以上伸びている(2011年はそれぞれ57.1%、36.2%)。 こうして見ると、少し前の世代では60歳頃に第2の人生が始まるものだったが、最近では定年が延長されたり、再雇用やそのさらなる延長があったりするため、65~70歳頃に第2の人生のスタート台に立たされる人が半数ほどになっていることが分かる。
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ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »