安彦考真は格闘技センスあり!小比類巻氏が太鼓判 - 格闘技 : 日刊スポーツ

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安彦考真は格闘技センスあり!小比類巻氏が太鼓判 小比類巻貴之 Abitakamasa kohikick11

「年俸120円Jリーガー」としてJ3のYSCC横浜などでプレーし、昨季限りで現役引退して格闘家へ転向した安彦考真(43)が9日、都内でK-1 WORLD MAX日本王者に3度輝いた経歴を持つ格闘家の小比類巻貴之氏(43)と合同トレーニングを行った。この日は昨年12月の格闘家転向宣言以降、初となるグローブを着用してのミット打ちなどを敢行。知人の紹介で知り合ったという小比類巻氏にマンツーマンでパンチやキック、膝蹴りなどの指導を受け、約1時間、汗を流した。最後は同氏との出会いをきっかけに出場を決めた格闘家デビュー戦となる同大会と同じ2分×2本(インターバル1分)のサンドバッグ打ちも経験。途中でうなり声をあげながらも何とかやり切り、「サッカーとは全然違う。本当に疲れた。でも、それと同じくらい楽しかった」と大粒の汗をぬぐった。

自らミットをつけて熱血指導を行った小比類巻氏は安彦の格闘技センスを褒め「キックはもちろんですが、パンチも重いし、スピードもある。昔、ロベルト・デュランというボクサーがいて、石の拳と言われていましたけど(安彦も)石の拳みたいなパンチを持ってましたね。(敵を)倒せますよ、これ」と太鼓判を押した。 2人は奇遇にも同学年の43歳。小比類巻氏は安彦が目標に掲げる格闘技イベント「RIZIN」の解説なども務めている。安彦の同イベント出場については「全然出られると思いますし、出られるように育てていきます。サッカーから転向してもやれるんだという43歳を見せてほしい」と期待を込めた。安彦は39歳の時に1度は諦めたJリーガーへの再挑戦を決意し、18年に練習生を経てJ2水戸とプロ契約。19年からYS横浜へ移籍し、同年の開幕戦で41歳1カ月9日で途中出場してプロ初出場を飾り、ジーコの持つJリーグ最年長初出場記録(40歳2カ月13日)を更新。年俸120円の“ほぼ0円”契約も話題となり、昨年12月のJ3最終節後に競技経験のない格闘家への転向を発表していた。【松尾幸之介】

 

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