ラグビーワールドカップ(W杯)は今年の日本大会で9回目の開催となる。過去8大会と日本開催で最大の違いは何か。民間最大手の気象会社「ウェザーニューズ」社(WN)が指摘するのが「台風」の存在だ。開催時期は9月20日~11月2日。台風襲来の時期に戦いを挑むのは日本代表だけではない。WN社には、スポーツ気象を専門に扱うチームがある。その浅田佳津雄リーダーは「日本大会は、過去と違い、気象コンディションへの対応がポイントとなる大会。最良の準備をして天気を味方に付けられるかがカギ」と断言する。
中でも、台風は最もやっかいだ。気象庁はウェブサイトで台風の過去の統計を公開している。同庁が統計を始めた51年以来、台風が最も本土に接近した月は8月の126個。9月はそれに次いで106個だ。本土上陸数も9月は65個と、8月の71個に次ぐ。10月でさえ接近52個、上陸17個と、月別で4番目の多さだ。 ラグビーの場合、雨風は戦術やボールのハンドリング、キックの精度などに影響する。浅田リーダーは、プレー以外にも「大会は全国12会場で行われる。移動中に台風の影響を受けることもある。安全に確実に現地入りするため、情報収集が命」と指摘する。 台風だけではない。浅田リーダーによると、開幕戦の東京スタジアム周辺で、雷注意報の発表回数は直近5年の月平均で9月は平均7回だ。「9月は大気が不安定な傾向にある。いきなりの雷と豪雨も十分に考えられる」。このような気象状況に対し、どう対策していくかが求められている。WN社の浅田リーダーが率いるチームの発足には、ラグビーが大きく関わっている。同氏は元ラグビー選手で、現在でも母校成城大ラグビー部のGMを務める。その縁で15年W杯に関わった。以来、日本協会と協力し情報を提供する。
開幕戦となる9月20日。会場となる東京スタジアム近辺の午後6時以降の天気傾向は、浅田リーダーによると「気温22度前後。暑くなると27~28度。0・5ミリ以上の雨が観測されたのは30年間で4回程度」となる。傾向では決して悪くない。しかし、何が起きるのかが分からないのが気象だ。そのための最善の準備をすべて行い、WN社のチームも戦いに挑む。【吉松忠弘】
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