<各国の宇宙飛行士の好みや食べ慣れた味付けに合わせた、参加国独自の宇宙食の開発が進んでいる......>
1965年3月、ジェミニ3号に搭乗したジョン・ヤング宇宙飛行士がこっそり船内服のポケットに忍ばせて持っていったコンビーフ・サンドイッチ(ほとんど食べられずに持ち帰られ、当時のジェームズ・ウェッブNASA長官が議会で証言するほどの大騒ぎになった)は、現在ではアクリルに封じ込められて博物館の展示品になっている。宇宙食をいつも地上で食べているような"普通のもの"にしたいという要求も当然ある。国際宇宙ステーションに搭乗する宇宙飛行士のため、各国の宇宙飛行士の好みや食べ慣れた味付けに合わせた、参加国独自の宇宙食の開発も進んでいる。 すでにある食品を宇宙食化するだけでなく、新たに宇宙で食料を作ろうという試みも始まっている。JAXAと民間企業が共同で2019年3月から開始した「Space Food X」は宇宙の食料生産の技術、マーケットの創出を目指すプログラムだ。
え~。宇宙で出来るの? すごい。と、宇宙での境界領域が出来る?
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