」と同等のメンタルヘルスになるということが明らかになっています。マツノ氏は「トランスジェンダーの若者がうつ病や自殺のリスクが高いという研究は確かに存在しますが、私たちは『トランスジェンダーの若者がサポートを受けているかどうか』に目を向けています」と語ります。を行ったところ、対象者の半数以上が中程度~重度の不安および抑うつ症状を抱えていたとのこと。さらに若者たちが「友人」「家族」「トランスジェンダーコミュニティ」から受けたサポートとメンタルヘルスの相関性を調べたところ、家族によるサポートが最も不安症状の回復に与える影響が大きいと判明したとのことです。マツノ氏は「多くのトランスジェンダーが家族からの支援を受けられず、他の人に頼らなければならないことは残念ですが、家族は間違いなく大きな影響を与えます」と話します。
もし子どもがトランスジェンダーであると話した場合、親は「教えてくれてありがとう」と言うことが大切だとマツノ氏は語ります。感謝を伝えることで子どもの勇気を認め、子どもを愛しているということを伝えることができます。「本気?」「混乱しているだけだ」といった反応や、あるいは「いつ知ったの?」といった質問を一度に多く行うことは、子どもが詰問されていると感じてしまうため推奨されていません。よりよい方法として「いくつか質問しても大丈夫?それともまだ時間が必要?」「どうすればサポートできる?」と尋ねることもできます。トランスジェンダーの子どもたちはトランスジェンダーであることを明かす時の拒絶を恐れてしまうため、明確なサポートが重要だとマツノ氏は話します。
また、マツノ氏は「親自身もサポートを受けて下さい」と答えます。多くの場合、親は「100%子どもに協力的で、全てを受け入れている」と言いますが、少なからず悲しみや不安といった感情を抱えてしまっていることも事実です。マツノ氏は「そのような感情を抱くことは決して悪いことではなく、子どもに非協力的だという意味でもありません。しかし、親が抱える全ての感情を子どもに共有してしまうと、子どもがそれを重荷に感じてしまう場合があります。地元のコミュニティやオンラインのグループ、そして可能であれば専門家のサポートを受けて下さい」と話します。 マツノ氏は世間にはびこる誤った情報として、「性同一性障害は急速に発症する」というものを挙げています。マツノ氏は「これは誤った研究に基づいています。多くの場合、子どもは思春期に不快感を覚え出します。この感覚を親と共有していない場合、子どもにとっては以前から感じていたことなのに、親にとっては『突然のことだ』と感じてしまうかもしれません」と話します。
如何しようもないんでしょう、親は事実を受け入れて、応援する以外に、やる事は無いでしょう・・?
子どもの決断を支持し、子どもを幸せにする
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