自分の体もほかの人の体も大切だとしたうえで、水着で隠れる体の部分は自分だけの大切なところで、ほかの人が勝手に見たり触ったりしてはいけないことや、口や顔も大切だということ、触られて嫌だと思ったら、「いやだ」と言って逃げ、安心できる大人に話すように伝えています。また、SNSを通じて知り合った人は本当に信頼できる人か問いかけたうえで、同じ年だと思い込み、実際に会ってみたら全く違い、車に連れ込まれそうになった例をイラストで伝え、注意を呼びかけています。加えて、性別に関わらず被害にあうことも伝えています。
そして、性暴力では被害者が自分にも落ち度があったのではないかと思い、誰にも相談できないことがあることから、被害にあってしまった場合も「あなたは決して悪くありません」と伝え、ひとりで抱え込まないよう呼びかけています。アルコールやレイプドラッグを使った性暴力があると注意喚起したうえで、実際の被害のデータや身近で起きている例を示し、大学のサークルの飲み会の場や指導教官からの被害、就職を希望する企業の社員からの被害のほか、男性どうしで飲酒していた際の被害などを挙げて、性暴力を受けた際の相談窓口を紹介しています。性暴力対策に詳しく、幼児向けに性教育のための絵本も出版している慶應義塾大学の小笠原和美教授は、今回の新しい教材について「日本の性教育は海外と比べてもかなり抑制的で、文部科学省の学習指導要領でも性暴力や性犯罪の予防に関する項目はなかった。今まで欠落していた部分であり大変大きな1歩だ」と評価しました。
そのうえで、特に幼児から教える必要性として「幼児は、自分が何をされているのかわからないために被害に気づけない。加害者はだいたい年上なので、言われたことを当たり前と思ってしまったり、秘密にするように言われたりして、被害が長期化してしまう。まずは自分の体の守るべき大事なところを教え、勝手に見たり触ったりしようとする人がいれば、嫌だと抵抗していいんだと教える。保護者から伝えるのがよいが、すべての家庭でできるわけではないので、すべての子どもが通う小学校のなるべく早い時期にこうした教育が重要だ」と話しています。 そのうえで「教材を示すだけではなく広がるようフォローが必要で、研修を行ったり先進的な取り組みを共有したりして、先生たち自身も学んでいくことで効果的な授業が行うことができる」として、教員への支援も必要になると指摘しています。
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