という。なるほど、現行の男性理事をやめさせないで、定数を増やすのは抵抗や軋轢も少なく簡単だ。本来は新しく加わる女性理事の同数、男性理事に勇退してもらうべきだと思う。ジェンダー平等を目指すなら、男性が存分に支配してきた権力や発言権を少しばかり手放し、新しいスペースを作る勇気が必要だ。
森喜朗が会長の座を辞任したことは国際的にも国内的にも必然で重要だったが、彼の弟子のような、橋本聖子がリーダーシップをとっても、本質的には何も変わらないだろう。引き合いに出して申し訳ないが、小池百合子もヒラリー・クリントンも、うちの小さな非営利組織の女性ダイレクターも、男と同様もしくはそれ以上の競争心、エリート主義、マッチョな性格、周りを支配する価値で男性中心的な中枢を上り詰めてきた人たちなのだ。 残念ながら、このような女性リーダーシップを増やしたとしても、本質的、根源的なジェンダー平等や多様性の尊重を達成することはできない。代表の顔や人数を超えて、真に多様な声や視点や経験を反映する文化そのものを探求しなくてはいけないのではないだろうか。そのヒントを政治や組織の「フェミナイゼーション」という新しい社会運動の要求からから探ってみたい。
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