奈良県は１０月３１日、動画サイトやＳＮＳ（ネット交流サービス）などで奈良をＰＲする公式ＶＴｕｂｅｒ（ブイチューバー）のデザインを発表した。今夏にデザインを募集し、絞り込んだ３候補での人気投票で選ばれた県出身のイラストレーター「塩かずのこ」さんの作品を採用した。１日から愛称を募り、年度内のデビューを目指す。県は７月、若者への発信力を高めようと「奈良らしさ」をテーマにデザインを募り、県内外から３６３件の応募があった。若手県職員の審査などで候補を３作品に絞り、人気投票をしていた。愛称の応募は県ホームページからで、１７日まで。２０２４年３月には決定した愛称と、お披露目動画を公開する予定。デビュー後は県のＰＲ動画や各種ＳＮＳで職員採用試験や選挙などの情報を発信するという。
山下真知事は３１日の記者会見で「かわいらしく、奈良らしい作品が選ばれた」と評価。県のマスコットキャラクター「せんとくん」との使い分けは「話せないせんとくんにはどっしり構えてもらい、若いキャラは動くという『静と動』の役割分担で活動してほしい」などと語った。【吉川雄飛】
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