大韓航空内紛、弟に軍配 「ナッツ姫」支持得られず

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【ソウル=鈴木壮太郎】大韓航空の持ち株会社、韓進KALは27日に株主総会を開き、趙源泰(チョ・ウォンテ)会長の取締役再任を決めた。「ナッツ姫」で知られる会長の姉、趙顕娥(チョ・ヒョナ)氏は私募ファン

ドと組んで弟の退陣を狙ったが、主要株主の支持を得られず源泰氏が辛勝した。だが、顕娥氏側は次の総会に向けて株を買い増しており、紛争の長期化は必至だ。韓国財閥は親族間の跡目争いがときに存続の危機につながるが、韓進グループも同じ轍(てつ)を踏みかねない。総会の最大の焦点は、3年の任期を満了した源泰氏が取締役に再任されるかだった。顕娥氏は筆頭株主の私募ファンド、KCGI(コリア・コーポレート・ガバナンス・インプルーブメント)、建設中堅の半島建設と組み、独自の取締役候補を総会で提案していた。

姉弟の確執のきっかけは2019年4月、先代会長の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)氏が後継者を指名せずに病死したことだ。妻の李明姫(イ・ミョンヒ)氏と長女の顕娥氏、長男の源泰氏、次女の趙顕●(日へんに文)(チョ・ヒョンミン)氏が、亮鎬氏が保有していた韓進KAL株をほぼ均等に分け合った。顕娥氏はKCGIの姜成富(カン・ソンブ)代表に接近した。KCGIは顕娥氏が14年、客室乗務員のナッツの出し方に激怒して滑走路に向かう飛行機を引き返させた「ナッツリターン事件」を皮切りに不祥事が噴出した韓進グループに18年から出資し、支配構造の改善を要求してきた。株主連合と経営側は総会での議決権行使の委任状をめぐり、激しい争奪戦を演じた。

 

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