マーリンズの先発左腕・フォジャーズの前に見逃し三振に倒れて上がった初回のマウンド。先頭のバーティーは打ち取った当たりのゴロだったが、遊撃手のレンヒーフォが一塁にワンバウンド送球で捕球できず出塁（記録は遊撃手失策）。続くウェンドルに甘く入ったカーブを捉えられて右翼線への二塁打を浴びて、いきなり無死二、三塁のピンチを迎えた。するとクーパーの右犠飛で先取点を献上。登板４試合ぶりの失点となった。その後はアギラを空振り三振、ガルシアを中飛に抑えて追加点は与えなかった。初回から最速９９・８マイル（約１６０・６キロ）をマークするなど、エンジン全開だった。
６月９日（同１０日）に１４連敗を止めると、その後も３、２連敗を止めた。前回登板で６回に２アウトでマウンドを降りたイニングを含めると２２イニング連続無失点、３試合連続無失点中だった大谷。自身４連勝中だが、この日もチームが４連敗中と苦しい状況の中マウンドに上がった。 前回登板の同２９日（同３０日）本拠地・ホワイトソックス戦も連敗こそしていなかったが前日は敗れており、６回途中無失点で７勝目をつかんだ試合後には、チーム状況が良くない中での登板が続いていることについて「きついなと思ってマウンドに行くことはないので、どういう状況でもやることは変わらない」と話していた。
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