大谷翔平(28)の所属するロサンゼルス・エンゼルスの球団売却表明は、ファン、野球関係者に大きな衝撃を与えた。しかし、まだ売却プロセスは先行き不透明で、地元紙ロサンゼルス・タイムズは24日(日本時間25日)、「次のエンゼルスのオーナーについて憶測が広がっているが、アート・モレノ現球団オーナーは売却先候補のラインアップをまだしていない」と伝えている。新オーナーが誰になるかで、大谷の去就にも大きな影響を与えることになる。
同紙は「モレノ氏は球団売却の可能性について数カ月前から考え始めていた。しかし、有力な売却先はまだラインアップしていない。モレノ氏の事業の継承プランはまだ策定できておらず、3人の子供も事業を引き継ぐことに興味がない」としている。 オレンジカウンティ・レジスター紙は「年末までに売却することが決まったとしても、通常手続きが完了するまでには1~2年はかかる。大リーグでは現在、ナショナルズも球団を売り出している。MLB(大リーグ機構)は一つずつ手続きを進めることを好むだろう」としており、球団売却の手続きそのものに時間がかかる可能性があることを指摘している。 エンゼルスの資産価値は2003年にモレノ氏が買収した際と比較して10倍以上の25億ドル(3428億円)まで膨らんでいるとされている。売り時ではあるだろうが、スポーツサイトのジ・アスレチックスは、「なぜ今、売却の動きをしたのかわからない。ナショナルズが売却先を探している時期だし、エンゼルスが抱えている訴訟や球場買収の失敗などのトラブルは売値に影響するからだ」としている。
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