「家族同士とはいえ、適切な距離を取るほうが健全であり安全――」。新型コロナウイルス対策の外出自粛が長引いている。臨床心理士で、親子、夫婦関係など家族問題に関するカウンセリングを行う信田さよ子さんの元には、家の中の息苦しさや緊張感を訴える声が届いているという。DVや虐待の増加も懸念されている。不安やトラブルにどう対処するか、信田さんに聞いた。(取材・文:田中有/Yahoo!ニュース 特集編集部)
信田さよ子(のぶた・さよこ)/臨床心理士。1946年岐阜県生まれ。1995年に原宿カウンセリングセンターを設立。『母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き』『家族の悩みにおこたえしましょう』『後悔しない子育て...
しかし、健康や経済への不安が膨らんでいくと、人は望ましくない放出の仕方をします。それが弱いものに対する暴力や支配行動です。家族が閉鎖的な空間で過ごす時間が長くなった今、配偶者へのDV、子どもへの虐待という形を取って、水面下で頻繁に起こっているのではないかと危惧しています。この状況下でまったく平気だというほうが異常で、不安になるのは当たり前だと私は思います。私もこの先どうなるのだろうと考えて、眠れないことがあります。ですので、苛立ってとげとげしい気持ちに襲われるのはわかりますが、その結果子どもを怒鳴ってしまうといった行動はまずいでしょう。気持ち・感情と行動を分ける必要があります。弱者に対する暴力はあってはならない。とりわけ、子どもにぶつけることを大人は厳に慎まなければならないのです。耐えることが必要ですね。
不安のエネルギーは心に溜め込まないで、こまめに放出する必要があります。一番いい方法は「井戸端会議」。ただ家族の愚痴をおしゃべりすることです。これは、アルコール依存症の当事者による自助グループの集まりや、震災での被災経験の語りからヒントを得ました。愚痴って大切なんですよ、グチることが私たちの正気を保ち、先の見えない現実を生きる助けになるのです。実際に会うことが難しいので、スマホを駆使しましょう。私の周りにも、友人たちと小さなグループをいくつもつくり、ZoomやSkypeであれこれコミュニケーションを取っている人がたくさんいます。 大事なのは、意見したり批判したりせず、ただ言いっ放し、聞きっ放しにすること。誰かに聞いてもらえただけで、つらいことや嫌なことがその場に吸収されていく。これが不安エネルギーの軽減につながるのです。なお、メールやLINEなどテキストのやり取りでは、相手から返信がないことでかえって傷ついてしまう場合もあるでしょう。グループに入るときに「既読がついたらそれで十分」などと自分で決めるようにしておくといいと思います。ただし、注意がひとつ。あちこちでオンライン飲み会が開かれていますが、お財布も終電も気にしなくてよいとばかりに酒量は増えやすいと自戒してください。
sayokonobuta 突然申し訳ありません。虐待で児童養護施設などに保護された子どもたちへの支援や、10代向けの相談窓口検索サイトMex(ミークス)を運営している認定NPO法人3keysの森山と申します。
無茶苦茶やな
家族で距離を取るのも、 もうやってるよ
コレはひどい
虐待された記憶のある人が聴くと勇気を貰える曲
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