大阪出身の竹三郎さんは1949年に4代目尾上菊次郎の弟子となり、大阪・中座「盛綱陣屋」の腰元で尾上笹太郎を名のり初舞台。59年9月に3代目坂東薪車(しんしゃ)と改名し名題に昇進した。67年3月に菊次郎の名前養子となり、朝日座「吉野川」の久我之助(こがのすけ)ほかで5代目坂東竹三郎を襲名。78年上方舞の東山村流の二世家元となり山村太鶴を名乗った。
関西に居を構える数少ない俳優の一人で義太夫狂言の母親役などで活躍した上方歌舞伎に欠かせないベテラン。「すし屋」のお米や「引窓」のお幸、「忠臣蔵六段目」のおかやなど、情愛深い母親役や「封印切」のおえん、「吉田屋」のおきさをはじめとする上方の花車方、さらにはスーパー歌舞伎2「ワンピース」(女医ベラドンナ)などの新作歌舞伎の舞台でも存在感を発揮した。 自主公演「坂東竹三郎の会」では復活狂言にも取り組み、「松竹・上方歌舞伎塾」の講師も務めるなど、上方歌舞伎の振興と後進の育成に注力した。最後の舞台は昨年12月南座「雁のたより」の仲居お君。2007年第13回日本俳優協会賞特別賞、09年文化庁長官表彰、18年度大阪文化祭賞、22年松尾芸能賞功労賞などを受賞した。
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