は、昨年9月に国際同性婚したメイクアップアーティストで僧侶の西村宏堂さんとコロンビア人のフアン・パブロ・レジェス・ディアスさんのカップル。このほど2人がスポーツ報知のオンラインインタビューに応じた。(宮路美穂)
「宏堂の尊敬できるところは、ありえないぐらい思慮深いところです。優しい言葉づかいや言動を尊敬しています。多くの人が自分を中心に『ME』『ME』と話しているけど、宏堂はとても他の人を思いやるところがある。知性や賢さがあって、私が怒ったり悲しんだりしているときも、どうやったらそれが回復するのをよく知っていて、助けてくれるんです」(フアンさん) 宏堂さんによれば、都のパートナーシップは「彼が日本にいるために役立つものではない」のだという。「例えばプライベートカンパニーの保険に入るとか、会社の福利厚生とか、都営のアパートに住むとか、都の中のものだけに使えるものであって、パスポートとか戸籍とかはノータッチなものです」と日本の国際同性カップルが抱える現状を明かす。
宏堂さんも世界の現状に照らし合わせながら、日本の制度を見つめる。「地球上には60か国以上で同性愛者が有罪になってしまう国があるというのを学んだ。死刑になってしまう国もあるので、そういった国と比べると日本が遅れているわけではないのかな、と思います。3歩進んで2歩下がるというようにちょっとずつ変わっていくものなのかな、と」。このほどタイで同性婚の法案が可決され、年内にも法制化される見込みだが「いろいろな方向からいろいろな人が頑張って、それでようやく達成できるという希望を見せてもらった。私たちもこのような番組を通して人々の価値観をアップデートしていけたら」
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