国内外に吟醸ブーム広めた立役者 山形・出羽桜酒造|グルメクラブ|NIKKEI STYLE

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国内外に吟醸ブーム広めた立役者 山形・出羽桜酒造

「吟醸を世界の言葉に!」をテーマに、1997年から海外輸出をスタートさせたのが、創業1892年の出羽桜酒造(山形県天童市)だ。現在は米国・英国・香港・豪州など約30カ国・地域に日本酒を輸出している。当時国内では、同社が吟醸酒ブームのきっかけを作ったことで、空前の吟醸人気に沸いていた。だが海外では、熱燗(かん)で味わう大手の酒などが知られていただけで、輸出される地酒はごくわずかだった。

もともとドイツ・フランスなどヨーロッパ各地に出羽桜のファンがおり、まずは愛好者らへ個別に輸出することからスタートした。99年からは全米に進出し、海外展開に本腰を入れた。ハワイ在住のビジネス・パートナーがディストリビューター(酒を輸入し、現地の酒販店などに卸す仕事)としてハワイやサンフランシスコ、ニューヨークなど全米主要都市で酒の販売を始めた。現在はアジアや南米、中東にも輸出し、海外輸出は同社の売り上げの約10%を占める。 出羽桜はいま、世界でも認められ、2008年には世界最高峰の酒類品評会「IWC2008インターナショナル・ワイン・チャレンジ」で、「出羽桜 一路」(純米大吟醸)がSAKE部門の最高賞「チャンピオン・サケ」に輝く。さらに2016年には同品評会にて、「純米酒...

約40年前と言えば、主流は純米酒や淡麗辛口の酒。「吟醸酒は軽すぎる、キレイすぎる」といわれ、あまり売れない時代だった。「時間をかけて酒米をぜい沢に磨き、低温でじっくり醸す吟醸造りだから、蔵にはピンと緊張感が張りつめる。技術の伝承のみならず、緊張を蔵に保つ意味でも、蔵人たちにとって神秘的な吟醸造りはとても大事なこと」と仲野氏は指摘する。 同社は「吟醸酒こそ、日本酒復権の切り札」と信じ、日本酒低迷期にもこん身の吟醸酒を作り続けてきた。それまで吟醸酒は“品評会のために造られる高価で特殊な酒”だったが、一般の人々にも楽しんでもらいたいと、一級酒より安い「桜花吟醸酒」を発売。すると「フルーティーな香り、淡麗でふくよかな味わい」と高い評価を得て、瞬く間に地酒界に君臨した。吟醸ブームとともに出羽桜ブランドを全国に確立させ、結果として海外へも吟醸を浸透させるに至った。

 

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吟醸臭が嫌いなんよねw普通に白鹿とか、のものもが好きな俺。グイッと呑んで後味が残らない。喉を酒が通過する感覚が至福。後はクソ世の中を愚痴りながら眠りにつく。そんな日常が幸せだったりする。酒をシッポリ楽しむ幸せが死ぬ時まで続けば良いなー

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