すでに地区優勝の目が消滅し、公式戦145試合を消化した時点で73勝72敗とヤンキースと並びア・リーグ東地区最下位タイとなったレッドソックス。この日の午前中にジョン・ヘンリー、トム・ワーナー両オーナーと、ケネディー社長らが面談し、残り17試合を残し、事実上のシーズン途中の解任となった。
GMを務めたレイズ時代には救援投手を先発させる「オープナー」を発案するなど、低予算でプレーオフ常連球団を築いたブルーム氏は、2019年限りで退陣したドブロウスキー氏(現フィリーズ最高責任者)の後任としてレッドソックスに招へいされ、同職に就任。 マイナーの強化するなど地道な育成に力を注ぐ一方、ムーキー・ベッツや、ザンダー・ボガーツら生え抜きのスター選手をFAで放出。今季も夏場までプレーオフ進出争いをしながら、トレード期限で大きな補強を行わず、ファンからは批判の声が高まっていた。 「この世界は結果が全て」とケネディー社長。「候補者を吟味し、適任者を探す」と、後任探しについて、具体的なリーダー像などは語らなかった。この日は雨天中止となった13日の試合が組み込まれ、ダブルヘッダーが予定され、第1試合、吉田正尚外野手は先発を外れて、ベンチスタートとなった。
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