阻止した。日曜日の成績がメジャー1位の13勝1敗となった。
吉田が、マルチ安打で活躍した。相手先発は、現メジャーで唯一人のナックルボールの使い手、ウォルドロン。吉田にとっては、日本時代を通じて初のナックル体験となった。デーゲームの試合前フリー打撃はなかったが、ケージで緩いチェンジアップを打って準備。ナックルの使用率が全体の39%という特徴をインプットして打席に挑んだ。 「(打席に)立ってみてどんな感じなのか、というところ。パーセンテージ的(ナックルの割合)に半分くらい。ナックルをみせつつ、直球で見逃し三振を取る投手なので、その辺は頭に入れながら、打ちに行って見逃す。そこは(普段と)変わらずですね。キャッチャーがああいう形(捕逸2)になるくらい不規則ですから、打者もそういう感じになる」
ウォルドロンとの2打席では9球中4球がナックルボールだったが、その内、吉田がスイングしたのは1球(ファウル)。第2打席にスイーパーを右前に運び、6回は3番手コレックの初球カッターを右前へ。4試合ぶり今季5度目の複数安打を記録した。この日の第1打席は、カウント2―2からの6球目。明らかに外角に外れたボール球をストライクとコールされ、見逃し三振に倒れた。この判定に地元ラジオ実況中継のメローニ解説者は「これは酷い。バックドアのスイーパーが戻ってこなかった。難しいコールではないはずですが、ナックルボールとの見極めで、こういう錯覚が起きるのでしょうか」と憤慨。吉田も不思議そうに首を傾げていたが、気を取り直して挑んだ第2、第3打席で結果を出した。
チームは4―1の快勝で、連敗を「3」でストップ。同カードの3連敗も阻止。日曜日は13勝1敗とサンデー気分も盛り上がる。試合後は一路マイアミへ。チームのドレスコードはトロピカルがテーマ。吉田も、白いパナマ帽で移動した。
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