)=ともにホンダ=は69で回り、3打差6位につけた。ツアー史上初となる最終日最終組の姉妹同組での優勝争いへ加速する。66で回った申ジエ(韓国)が単独首位に立った。2週連続優勝を狙う昨季年間女王の山下美夢有(みゆう)=加賀電子=は20位。
トップで迎えた最終18番パー5、明愛は攻めのゴルフを貫いた。ピンまで218ヤード。思い切って振り抜いた5ウッドでの第2打は、無情にもグリーン手前の池に消えた。浮かんだのは苦笑い。「今日は自分らしいプレーで最後まで回れた。明日もいつも通りプレーしたい」。この日初めてのボギーにも、後悔はなかった。昨年11月の大王製紙エリエールレディス以来の首位発進はならなかったが、1打差2位の好スタートだった。 フェアウェーが狭く、ティーショットがカギになるコースで「ドライバーが久々に良かった」。今季は開幕戦で6位に入った。2戦以降も10位、12位と安定した結果を残してきたが、2週前のヤマハレディースで予選落ち。「ドライバーが振れていない」。試合に同行する父・雄士さんの指摘に、怖々とプレーしている自分に気がついた。「今週は先週より全然振れている」と手応えを感じている。
14日に2016年の熊本地震の「前震」から7年を迎えた。初めて訪れた熊本で、被害の大きさを感じている。妹の千怜と、大会前に熊本城までランニングした。「一部崩れているところがあった。地震の大きさを物語るというか、めちゃくちゃ大変だったなと」。神妙な面持ちで話した。 昨季、史上3人目の初Vからの2週連続優勝を挙げた千怜と、切磋琢磨(せっさたくま)を続けてきた。前週の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンで、千怜が最終ホールまで優勝争いを演じた末の2位だった。「千怜が頑張っていると自分まで頑張らないとっていう気持ちがある。今週頑張りたい」。18番グリーンで見守りながら、心を燃やした。2人には夢がある。「最終日最終組で一緒に回りたい。今年のうちにできたらいいなと思う」。初優勝を争う相手が、妹なら最高だ。(高木 恵)
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岩井明愛2位発進「自分らしい攻めのプレー」 妹に…(写真=共同) - 日本経済新聞池越えの最終18番(パー5)。岩井明愛(あきえ)の5番ウッドの第2打は「池ポチャ」、初ボギーをたたき、画竜点睛(がりょうてんせい)を欠いた。強い球をイメージしたが、打球がちょっと上がりすぎたらしい。残念な思いはあるものの、刻むつもりは全くなかった。「自分らしい攻めのプレーで一日回れた」と悪びれずに振り返る。昨年2勝した双子の妹・千怜(ちさと)を追いツアー初Vを目指す今季、開幕戦から6位、10位
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