によると、写本の読者や所有者が余白に自分の名前を書き残していることがときどきあるそうです(というか、本に落書きしたことなど一度もないって人は珍しくありませんか?)Eadburgの名前が書かれていたということは、彼女がこの本の所有者、またはこれを読んでいたということで…もしかしたら、その両方かもしれません。
特筆すべきは「Eadburg」が15回も登場することで、これは驚くほどの回数であると先のブログには書かれています。そのうち数回は、名前の前に小さな十字架も記されていました(なにしろ、内容が聖書的なものですから)。 画像化チームは名前のほかにも、数ページの下余白に人の姿が描かれているのを見つけました。あるページには目と鼻と口を持つ2つの顔が描かれていて、うち1つには髪の毛らしきもの、もう1つには腕と手があり、手には指もそろっていました。Eadburgがいったい誰なのかはわかりません。研究者たちは、さまざまな記録から判断して、7世紀から10世紀のイングランドにはEadburgという名の女性が9人いたと指摘しています。そのうちの1人は8世紀のケント州にいた女子大修道院長でした。彼女がこの本を利用できたと考えると、落書きをしたEadburgと同一人物かもしれません。
また、Eadburgがケント州の女子大修道院長だったとすれば、この本が過去に収蔵されていた場所とも一致します。本文の書体は、これがケントで書かれたことを示していますし、1ページ目にある書架記号(図書の所在場所を示す記号)からは、同書がケント州カンタベリーの聖オーガスティン修道院にあったことがわかります。 どのEadburgが描いたのだとしても、数世紀の時を経てもなお落書きが判読可能であることは注目に値します。Eadburgもおそらく研究者たちに発見されたのが『使徒言行録』で、プライベートな日記でなかったことに胸をなでおろしていることでしょう。
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