先が見えないコロナ禍、恫喝(どうかつ)を繰り返す中国、国際法無視の横車を押してくる韓国。日々気鬱(きうつ)なことばかりだ。たまにはスカッとしたい…。大阪大名誉教授、加地伸行さん(84)の新刊『令和の「論語と算盤(そろばん)」』(産経新聞出版)は専門の漢籍を引き、情けない連中や暗い世相をバッサバッサと斬(き)りまくる。危機にこそ古典が役に立つ。(喜多由浩)
新刊は『古典個展』を中心に、加地さんが新聞・雑誌に書いたコラムとコロナ禍について書き下ろした原稿を再構成した。タイトルは、明治から昭和初期の実業界の大立者、渋沢栄一(1840~1931年)の名著「論語と算盤」のもじりである。「渋沢は自分の主張に合わせて『論語』などの中国古典を引用している。かつて、(日本・中国・朝鮮半島など)東北アジア文化園の知識人は、そうした文章作法を心得ており、読者もそれを理解できる教養を持っていたのです」 例えば『お上(かみ)にぶら下がりでいいのか』の項。コロナ禍の支援で国の借金は膨れ上がる一方。なのに、自助努力を忘れ、ただただ公的支援だけに縋(すが)りつこうとする人々、煽(あお)り立てるばかりのマスコミを痛烈に批判する。
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