卓球女子で2012年ロンドン五輪から3大会連続でメダルを獲得し、今月1日にSNS(交流サイト)で引退を発表した石川佳純(30、全農)が18日、東京都内で記者会見を開き、「やりきったと思えた。きょうはとても晴れやかな気持ち。笑顔できょうを迎えられることをとてもうれしく、ありがたく思う」と心境を語った。
約200人の報道陣、20台を超えるテレビカメラが集まる中、白いワンピースに黒のジャケット姿で登壇した石川は、引退を決断したタイミングについて「3月のシンガポール(での国際大会)が終わった時点で、4月の中国の2大会で最後にしようと決意を固めた」と語った。家族にはLINEで最初に伝え、両親や妹からは「お疲れさま、よく頑張ったねという言葉をもらいました」。パリ五輪代表選考レースの真っただ中での決断となった。「これまでは五輪が終われば、次の五輪をすぐ目標にとして口にしてきたが、東京五輪後は目の前の1試合1試合を目標においてやってきた。自分でもどこが終わりになるか、はっきりわからなかったが、(20日から南アフリカで始まる)世界選手権に出られないことが決まって、自分としてもいいタイミングなのかなと思った」と説明した。
会見には卓球王国、中国の新華社通信の記者も駆けつけ、中国語で質問を受けた。「中国で試合をするときはいつも現地のファンが応援してくれて、まるでホームのように気持ちよく試合ができた」と流ちょうな中国語で感謝の気持ちを述べると、会場から拍手が起こった。10代からトップ戦線で活躍し、国内外で数々の戦績を残してきた。その中から印象深い試合を聞かれ、日本卓球界初の五輪メダルが決まった12年ロンドンでの女子団体準決勝(シンガポール戦)と、自身初の世界一に輝いた17年世界選手権の混合ダブルス決勝を挙げた。「ロンドン五輪は、ゾーンに入ったというくらい調子も良くて、今でも思い出せるくらい鮮明に覚えている。混合ダブルスは、1-3から我慢、我慢の連続で、なんとかもぎ取った勝利で印象深い」
今後については具体的には未定だが、「これまで勉強する機会がなかったので新しいチャレンジとして勉強したい」。昨年からは子どもたちに卓球の楽しさを伝える活動「47都道府県サンクスツアー」で全国を回っている。「まだ残っているので(全47都道府県を)必ず達成したい」と目を輝かせていた。
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