また殺人未遂事件の被害者については「乙Aほか23名」、施設の職員については「丙A」などと読み上げました。被害者を匿名にして審理が行われたことについて、裁判を傍聴した71歳の女性は「亡くなった19人やけがをした人が匿名のまま裁判が行われ、存在していなかったように扱われていると感じるので残念。廷内に遮蔽板を設置するという今回の対応には今の社会のありようが表れていると思う」と話していました。
また兵庫県から車いすで訪れ裁判を傍聴した45歳の女性は「裁判官が『犠牲者の名前を甲と呼ぶとか、AとかBとかで呼ぶ』と説明するのを聞いて、悲しい気持ちになりました。19人の人格があって、それぞれの名前を呼んであげたいと思いました。匿名で裁判をしないといけない社会にも腹が立ちました」と話していました。ご遺族が座る傍聴席と一般の傍聴席の間には遮蔽板が設けられ、私たちも過去に経験したことがない法廷になります。匿名ならばと話して下さった方が多く、取材班では「19のいのち」という特設サイトを立ち上げ、イラストなどを交えてお1人お1人のエピソードを伝えてきました。 これに対し、さまざまなご意見もいただきました。「障害のある人や家族に差別や偏見がある社会において匿名はやむを得ない」という声があった一方で、障害のある当事者やそのご家族などから「他の事件と同じようにその人生を名前とともに伝えてほしい」「名前を伝えることが差別をなくす一歩になる」といった声もいただき、取材班では議論を続けてきました。
8日の初公判にあたってもどのように伝えるべきか検討を重ねました。裁判では被告が19人に対し、実態と異なる差別的な発言を繰り返すことや、それに同調する人が出ることへのご遺族の懸念がある一方、こうした中でも、初めて下の名前だけでも伝えようと決心されたご遺族や、傍聴という形や、法廷で気持ちを直接語る形で被告と対じしようとされているご遺族がいます。NHKは事故や事件、災害などで亡くなられた方を実名で伝えてきました。「名前」はその人の存在そのものであり、誰であれ、差などあろうはずもありません。 今回の裁判では匿名で審理されますが、被告によって一方的に傷つけられた19人の方々の尊厳を取り戻し、社会にある差別や偏見をなくしていくために、私たちはこれからも、お1人お1人の人生をつぶさに伝えていく取り組みを続けてまいります。
匿名で審理、「被害者の希望に応じて」だから、良いと思う。 報道も「被害者の希望に応じて」実名か匿名かを都度 確認して欲しい。
弁護士の『生い立ちが・・薬物で・・責任能力がないから無罪』の主張はおかしいよ。 これが通るんなら、 『殺したいほど憎いやつがいるので、大麻売って下さい。』 と言うやつが出てくる。
植松にも精神障害があるのであれば話が変わってくるのだが
死刑で当然の事件。
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